秩父山脈縦走1 » 鷹ノ巣山

奥多摩駅から雲取山、甲武信岳、金峰山、小川山と歩いて川上村川端下(かわはけ)に至る縦走路の紹介です。東京から埼玉、山梨を経て長野県に至る一都三県を歩きます。これほどの長さを持ち、良く整備された縦走路は日本アルプスを除くと他にはありません。季節は5月下旬、日本アルプスも八ヶ岳もまだ雪に埋もれていて冬山の装備と経験がないと歩けない季節ですが、秩父山脈の山々の残雪はわずかでアイゼンなしで歩くことが出来ます。初夏の前に山の雰囲気を満喫できるルートです。

秩父縦走の途中にある山小屋は、宿泊は出来ても食事だけをとれるところはわずかしかありません。また、夕食と朝食は採れても昼食は採れない小屋が殆どなので、必要な日数分の食料を持ってゆく必要があります。
難所は小川山の岩場だけです。後は歩きやすい道ばかりです。

目次

  1. 初日・奥多摩駅-石尾根-鷹ノ巣山
  2. 二日・七ツ石山-雲取山
  3. 三日・大洞山(飛龍山)-将監峠
  4. 四日・唐松尾山-笠取山-雁峠-雁坂峠
  5. 五日・雁坂嶺-破風山-木賊山-甲武信小屋
  6. 六日・甲武信小屋-甲武信岳-国師ヶ岳-大弛峠
  7. 七日・大弛峠-金峰山-金峰山小屋
  8. 八日・金峰山小屋-大日岩-小川山-川端下バス停

奥多摩駅-石尾根-鷹ノ巣山

初日は奥多摩駅から鷹ノ巣山までのルートの紹介です。雲取山から東に張り出している石尾根の上を歩きます。
奥多摩駅-六ツ石山-鷹ノ巣山-鷹ノ巣山避難小屋。
所要時間:5時間5分から7時間10分ほど。
体力 3。
技術力0。

奥多摩駅から六ツ石山までの道

所要時間は3時間15分から4時間20分ほどです。
奥多摩駅から登山口まで1時間ほど舗装道路を歩きます。登山道の勾配はなかなか急です。展望は六ツ石山までありません。

山旅の起点の奥多摩駅です。
駅前の坂を下った先の交差点に奥多摩ビジターセンターがあります。六ツ石山や雲取山の登山情報が得られます。
奥多摩駅

ビジターセンター前の橋から日原川の渓谷が見えます。
市街に渓谷がある贅沢な景観です。
日原川

元巣の森の杉。
奥多摩駅がある南氷川は昔は小河内谷や日原谷からの物資やそれらの村へ届ける物資が集まる大変に賑やかな宿場町でした。南氷川は昔は単に「しゅく(宿の意か)」と呼び、近在の村からは「みなみ(南の意か)」と呼ばれていました。

元巣の森の杉はその頃の歴史を見守って現代に至っています。
元巣の森の杉

車道の分岐には標識が立っていますが、すべての分岐に立っているわけではありません。やはり地図を見ながら歩かないと、道を間違える可能性があります。
六ツ石山・雲取山の道標

山火事注意の看板が樹木に飲み込まれていました。
木に飲み込まれた看板

石尾根の登山口。
ここから雲取山まで石尾根を歩きます。
石尾根の登山口

石尾根の稜線に出るまでは、かなりきつい斜度の道を登ります。
尾根までの道

尾根の斜面の傾斜。
ジグザグを切って登る区間です。
尾根の斜度

日差しが入る明るい雰囲気の森です。
新緑のトンネル

山桜。
山桜

六ツ石山の頂。
本線の道から分岐して少し登ると山頂です。
山頂からの眺望はわずかにあります。
六ツ石山の山頂

六ツ石山から鷹ノ巣山までの道

所要時間は1時間50分から2時間50分ほどです。
稜線の一突起が城山、城山の先からしばらくは防火線が道となっています。

城山のある稜線。
城山の標識は木の根の上に置かれていました。これといった特徴がないピークなので、気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。
城山のある稜線

防火線が道となっています。
防火線の道

稜線の上にある水根熱海、倉戸山の分岐。
水根熱海の分岐

鷹ノ巣山の下に咲く山桜。石尾根で見た山桜の中で一番見事に咲いていました。
山桜

鷹ノ巣山の山頂。
鷹ノ巣山の頂には、日原(にっぱら)に降る稲村岩尾根の分岐があります。
鷹ノ巣山の山頂

鷹ノ巣山の山頂から見た富士山。
鷹ノ巣山の山頂から見た富士山

水と食事

水は奥多摩駅、鷹ノ巣山避難小屋、七ツ石小屋、奥多摩小屋、雲取山荘で得られます。いずれも無料です。

石尾根の上に散在する山小屋では食事の提供はありませんので三食とも食事は持参する必要があります。雲取山荘では宿泊者に夕食と朝食、お弁当を提供しています。

携帯電話

奥多摩駅から雲取山まで、石尾根の上なら殆どがドコモの圏内です。雲取山荘ではわたしのドコモの携帯は圏外でしたが山荘のWEBでは通話可能と書かれています。
雲取山の山頂は通話可能ですが、20mほど離れている雲取山避難小屋は圏外です。

宿泊場所

山小屋が点在してくれるので、出発の時刻や歩く速さによって山小屋を選べるのが石尾根の道の良いところです。

奥多摩駅から最初の小屋が鷹巣山避難小屋です。寝具がないのでシュラフは持参しなければなりません。

七ツ石小屋と奥多摩小屋は自炊の山小屋ですが、毛布や布団などの寝具は貸し出してくれます。

健脚なら雲取山山頂の避難小屋まで足を伸ばせるでしょう。この小屋は寝具がありませんのでシュラフは持参です。無料の避難小屋で大変に混むので、到着時刻が遅いと泊まれないかもしれません。

食事もとれる小屋泊まりとなると雲取山の山頂を経て北のコルにある雲取山荘となります。10時間時間以上歩きます。

鷹ノ巣山避難小屋

無料。
無人の避難小屋です。
寝具はありませんのでシュラフを持参します。
東京都奥多摩自然公園管理センターが管理をしています。
室内は半分が板の間、半分が土間です。十分に広く清潔が保たれています。
トイレは男女別で、隣接しています。

鷹ノ巣山避難小屋。
鷹ノ巣山避難小屋

鷹ノ巣山避難小屋の室内。
鷹ノ巣山避難小屋の室内

鷹ノ巣山避難小屋の土間。
鷹ノ巣山避難小屋の土間

鷹ノ巣山避難小屋のトイレ。
鷹ノ巣山避難小屋のトイレ

目次

  1. 初日・奥多摩駅-石尾根-鷹ノ巣山
  2. 二日・七ツ石山-雲取山
  3. 三日・大洞山(飛龍山)-将監峠
  4. 四日・唐松尾山-笠取山-雁峠-雁坂峠
  5. 五日・雁坂嶺-破風山-木賊山-甲武信小屋
  6. 六日・甲武信小屋-甲武信岳-国師ヶ岳-大弛峠
  7. 七日・大弛峠-金峰山-金峰山小屋
  8. 八日・金峰山小屋-大日岩-小川山-川端下バス停

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