白根三山縦走の気候と装備

2011/7/10から7/12にかけて広河原から北岳、間ノ岳、農鳥岳を歩いて奈良田に降りたときの気候と装備の話です。

気温

広河原からの登り初めは標高が低いので暑く汗をかきますが(気温20℃)、大樺沢の雪渓が見える辺りから気温が下がり始めます。ここで夕立に降られたのですが、寒冷前線が通ったとたんに急激に気温が下がり、Tシャツでは寒くて行動できなくなりました。夕立が降っているので雨具を着たので寒さは防げました。

北岳肩ノ小屋でテント泊をしたのですが、日が暮れると気温が下がり、夏用のシュラフでは寒くて寝られませんでした。替えの服や防寒用の化繊シャツなどあるものをすべて着込んだのですがまだ寒く、エマージェンシーブランケットをシュラフに巻いてようやく暖かくなりました。+10℃まで使えるシュラフであれだけ寒かったので5℃以下に気温が下がったと思われます。
翌朝は太陽が出ると共に気温はすぐに上がり、10℃でした。

北岳から間ノ岳、農鳥岳までは晴れていましたが、気温は15℃から16℃を超えることはありませんでした。

大門沢小屋は標高が低いので、寒さを気にする必要はないでしょう。

紫外線

北岳から間ノ岳、農鳥岳までは晴天の下を歩きましたが、日差しが強く、肌を露出していると真っ赤に焼けます。特に事情がない限り、肌の露出は最小限にした方が良いでしょう。露出している肌を保護するための日焼け止めが必要です。目を保護するためにサングラスも必要かもしれません。

登山道の残雪は大樺沢をのぞけばほとんどないので、雪が反射する太陽光に対処する必要はありません。

夕立

南アルプスの登山では、朝から昼にかけて晴れていても、夕方に夕立が降ることがよくあります。
初日の7/10は昼過ぎから夕立に降られたので早々に肩ノ小屋泊を決めたのですが、北岳を越えて北岳山荘まで行こうとしていたグループが山頂の手前で夕立にあい、目の前の岩に落雷があって慌てて引き返してきたと言っていました。

白根三山の縦走路は、山小屋をのぞくと落雷から身を守れる箇所がありません。午後の早い時間に行動が終わる様な計画を立てておくと、夕立に遭う前に山小屋に着けるはずです。

広河原、肩ノ小屋、北岳山荘、農鳥小屋、大門沢小屋で水が手に入りますが、農鳥小屋は水場まで往復30分かかるので縦走中の水の補給には適さないでしょう。肩ノ小屋か北岳山荘から大門沢小屋までの分を持って出発するのが現実的です。

広河原と大門沢小屋の水は無料です。
肩ノ小屋は有料で1L100円です。肩ノ小屋には水場があると聞きましたが往復20分以上かかるそうです。

服装

長袖に長ズボン。肌の露出は最小限にします。
帽子は必須です。
稜線は岩と石の道です。砂礫が靴の中に入る心配は殆どありませんからこの区間にスパッツはいらないでしょう。ただ、広河原からの登りと大門沢側の下りは樹林帯を歩きます。足元の汚れが気になる方はスパッツを用意した方が良いでしょう。

食事

広河原と肩ノ小屋と北岳山荘、大門沢小屋では宿泊をしなくても食事をとれます。
農鳥小屋には食事のメニューはありませんでした(カップ麺などは書かれていました)。

2日目の行程は長いので(肩ノ小屋か北岳山荘から大門沢小屋まで)、早い昼食と遅い昼食の二食分あると良さそうです。
山小屋泊で食事も山小屋で食べる前提であれば、ストーブやコッヘルなどの自炊の装備は不要なので、2日目の昼食にだけ使うために持ってくる必要も無いでしょう。火を使わない食事を持ってくるのが妥当と思います。アルファ米は水でも食べられる様になります。カロリーメイトの様なライトミールも良いです。

ストックとピッケル

大樺沢と大門沢が厳しい傾斜なので、ストックがあると楽でしょう。

ピッケルは持っている人は見かけました。大樺沢から八本歯のコルを目指さなければ不要です。

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