八ヶ岳縦走5 » 雨池山-三ツ岳-北横岳-大岳

雨池山-三ツ岳-北横岳-大岳

このルートのは難所が二つあります。最初の難所は雨池山の先にある三ツ岳です。登りの岩場の区間も大変ですが、難所は岩の山頂で、大きな岩の上を飛び跳ねる様に渡ってゆきます。
次の難所が大岳から双子池に至る岩の下り道です。2時間ほどをかけて、岩の上の段差の大きな階段の様な道を下ってゆきます。双子池の管理人に言わせると、この道は登るための道で下る道ではないそうです。

雨池峠-雨池山-三ツ岳-北横岳-大岳-双子池
所要時間:5時間15分ほど。
体力 :3。
技術力:3。

雨池峠から三ツ岳を経て北横岳までの道

所要時間は2時間50分ほどです。
雨池峠のちょっと荒涼とした十字路から登り始めます。この峠は、表面の土が雨水で流されてしまった様で、岩がむき出しとなっています。
雨池山までは階段の様な岩の急坂道を登ります。頂の前後は平坦で、山頂を示す標識は立ち枯れていて、急ぎ足だと見落としてしまうはずです。

いちど下ってから、こんどは三ツ岳の登りに取りかかります。こちらも岩の登りですが、雨池山よりも厳しい道です。
雨池峠から雨池山を越えるまでは平凡な道ですが、三ツ岳にかかるとがらりと雰囲気が変わります。三ツ岳山頂まで岩場が続き、山頂が見えても容易に近づけません。岩場と言っても登る岩場ではなく、大きな岩が並んでいて、その上を歩くと言うよりも飛び跳ねるという感じで進みます。
目の前に坂がなくなり視界が開けたので頂上もすぐかと思えるあたりからこの山の難所が始まります。何トンあるのか見当もつかない様な大きな岩がごろごろしていて、道はその上につけられています。黄色のペンキのマーキングを頼りに進むと、やがて三ツ岳の頂に達せられます。
山頂からは、北に北横岳、南に縞枯山が見えます。蓼科山は北横岳の影に、八ヶ岳は縞枯山の影に入っていて良くは見えません。

三ツ岳から北横岳まではすぐです。横岳と北横岳の山頂は小さな広場となっていて、北に蓼科山、南に八ヶ岳が望めます。

山頂部分が平らで、うかうかすると山頂の標識を見過ごしてしまう雨池山よりも、岩を登ってようやく立てる三ツ岳の方が登ったという充実感を味わえます。

雨池山の登り道。岩の上を歩きます。
雨池山の登り道

雨池山の山頂付近は平坦です。
雨池山の山頂付近の平坦な道

雨池山の山頂。
平坦な道の中程に朽ちかけた標識が立っています。岩の坂道を登って来たので、平坦地では足早になりがちで、つい標識を見落として先に進んでしまいます。おや、なにかあったな、と後戻りをしてくると山頂です。
雨池山の山頂

雨池山の三ツ岳側の下り道。こちらには岩はありません。
雨池山の下り道

再び岩の登り道。こんどは三ツ岳を目指します。
三ツ岳の岩の登り道

山頂間で岩が続きます。
三ツ岳の岩の登り

ようやく視界が開けましたが、ここから頂までがまた長いのです。
山頂前で視界が開ける

大きな岩の表面に黄色のペンキで矢印や丸印が書かれています。このマーキングを頼りに山頂に進みます。
岩と岩の隙間が多くあり、転落すると抜け出るのにどうするのかと思う様な所もあります。
三ツ岳の山頂の下の岩

三ツ岳の山頂です。
周りには三ツ岳よりも高い山があるので、眺望はそれほどでもありません。
三ツ岳の山頂

三ツ岳から見た縞枯山(中)と八ヶ岳(奥)。(他の写真と撮影日が異なります)
三ツ岳から見た縞枯山

三ツ岳から見た横岳。(他の写真と撮影日が異なります)
三ツ岳から見た横岳

三ツ岳から横岳への道。
三ツ岳から横岳への道

北横岳ヒュッテ。七ツ池の遊歩道の入り口がここにあります。
北横岳ヒュッテ

横岳へはすぐにたどり着きます。
横岳への登り

広場の様な横岳の山頂。
八ヶ岳がよく見えます。
横岳の山頂

横岳から見た八ヶ岳。(他の写真と撮影日が異なります)
横岳から見た八ヶ岳

横岳と北横岳のあいだの道。
横岳と北横岳のあいだの道

北横岳の山頂。
眺望は横岳に比べるとやや劣るようです。
北横岳の山頂

北横岳から見た蓼科山。(他の写真と撮影日が異なります)
北横岳から見た蓼科山

北横岳から大岳を経て双子池までの道

所要時間は2時間25分ほどです。

北横岳から一度下ってから、大岳に登ります。この区間も多少の岩場がありますが、難所ではありません。高低差も少ない道です。

大岳の手前で道が山頂へ行く道と双子池に行く道に分かれています。この分岐から大岳までは往復となりますので、荷物を分岐に置いて行きます。大岳からは蓼科山なども見られるのですが、圧巻は眼下に広がる岩と緑のコントラストでしょう。元々は火山性の岩だった所に、樹木が茂って作られた景観です。

大岳(2382m)から双子池(2030m)までの標高差が352mあります。途中は殆どが岩の道で、一歩足を降ろす段差が数十センチから時に一メートルを越えるので、双子池に着いた頃には膝がガクガクいっています。膝の耐久試験をしているのでは、と思えるほどの一段一段の段差の大きな岩の道を下ります。
中程に天狗の露地と名付けられた岩と樹木の平状の一体があります。

北横岳からは、大岳を経ないで直接双子池に抜けられる道もあります。こちらの道が一般に利用されているようです。

この区間は、ルートを複数から選べるので、登るピークを絞って先に進むことも可能です。雨池山と三ツ岳に登って大岳を通らずに直接蓼科山に向かうことも出来ます。雨池山と三ツ岳に登らず大岳だけ登る事も出来ます。
健脚なら、三ツ岳、大岳に登ってから大河原峠を経て蓼科山荘か立科山頂ヒュッテまで足を伸ばせるでしょう。また、三ツ岳や大岳に登らずに蓼科山を目指せばこの日のうちに下山できます。

北横岳から大岳に向かって下ります。ところどころ岩の道です。
北横岳の下り道

このあたりが最低箇所になります。
北横岳から大岳へ下る道

岩場の道に出ました。
視界が開けるので、正面に大岳が望めます。
正面に見える大岳

岩がごつごつしている大岳の山頂。
大岳の山頂

大岳から見た蓼科山。
大岳から見た蓼科山

大岳の山頂から見た縞枯山。
眼下の岩と樹木が作っているコントラストがすばらしいです。
大岳から見た縞枯山

大岳から双子池に下る岩の道。
大岳から双子池に下る道

天狗の露地。
岩の上に樹木が繁栄しています。
天狗の露地

天狗の露地の一部分では、よほど風が強いのか、木が右から左へ流れる様に枝を茂らせています。
天狗の露地の樹木

樹木の上に浮かんで見える蓼科山。
大岳を登ったご褒美の景色の一つです。
樹木の上の蓼科山

双子池ヒュッテ。
池と建物が見えてからがまた長いです。
双子池ヒュッテ

双子池の雄池。
テント泊の人は、雄池で水を確保します。
双子池の雄池

水は双子池ヒュッテの前の雄池で汲めます。

宿泊場所

北横岳ヒュッテ、双子池ヒュッテがあります。

北横岳ヒュッテ

宿泊料金。
1泊2食付き:8000円より。
素泊まり :4800円より。

収容人員:40人。
「要予約」

電話番号
090-7710-2889
090-3140-9702

標高2400m。
通年営業。
テント場なし。

URL:http://kitayoko.fine.to/

北横岳ヒュッテ。
北横岳ヒュッテ

北横岳ヒュッテのトイレ。
土壌処理循環方式のトイレで清潔です。
設置に600万円、年間維持費が20万円ほどかかるそうです。100円以上の利用料金が必要です。
北横岳ヒュッテのトイレ

双子池ヒュッテ

宿泊料金。
1泊2食付き:7000円より。
素泊まり :4500円より。

収容人員:150人。
「要予約」

電話番号
0267-88-4566
090-4821-5200

標高2034m。
4月下旬から10月下旬まで営業。

双子池ヒュッテ。
双子池ヒュッテ

双子池のテント場。30張り。
雌池の方にあるので、双子池ヒュッテから10分ほど歩きます。
水はヒュッテの前の雄池から汲みます。トイレはテント場にあります。
テント料金は1張り500円です。
双子池のテント場

目次

  1. 編笠山
  2. 赤岳
  3. 横岳-硫黄岳-夏沢峠-天狗岳
  4. 中山-縞枯山
  5. 雨池山-三ツ岳-北横岳-大岳
  6. 蓼科山

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