八ヶ岳縦走1 » 編笠岳

編笠山から最高峰の赤岳を経て蓼科山まで、南八ヶ岳と北八ヶ岳の主稜線を縦走するルートの紹介です。
八ヶ岳縦走を南から歩き始めるときは、観音平か富士見平が登山口となります。ここを起点として赤岳を経て蓼科山まで歩くと3泊4日から5泊6日の山旅になります。文字通りに北八ヶ岳と南八ヶ岳のすべてを含む八ヶ岳を南北に縦走します。(体力や装備や登山のスタイルや季節によって所要日数は変わります)

目次

  1. 編笠山
  2. 赤岳
  3. 横岳-硫黄岳-夏沢峠-天狗岳
  4. 中山-縞枯山
  5. 雨池山-三ツ岳-北横岳-大岳
  6. 蓼科山

富士見平(観音平)-編笠山-乙女平(青年小屋)

編笠山の標高は2523mあるので、八ヶ岳連峰の南端と言ってもいいでしょう。観音平か富士見平から登山道が山頂まで延びています。勾配は急ですが難所はなく、根気よく歩けば編笠山の頂に立つことが出来ます。その日のうちに編笠山の頂に立ち青年小屋まで歩くことが可能です。

富士見平(観音平)-編笠山-乙女平(青年小屋)
所要時間:4時間から4時間15分ほど。
体力 :1。
技術力:0。

小淵沢駅-富士見平-編笠山-乙女平
所要時間は7時間から7時間15分ほど。

小淵沢から観音平までの道

小淵沢駅から観音平まで車道を歩いて3時間ほどです。

八ヶ岳の南の端のピークの編笠山に登る一般的な登山口が観音平です。
観音平までは車道がもうけられていて、乗用車やタクシーはもちろん、大型の観光バスでも訪れることが出来ます。

小淵沢駅から観音平までは、主に車道を歩いて約3時間の行程です。小淵沢駅は1000m近い標高があるとは言っても歩けば暑いので、観音平まで歩くのは一般的ではないでしょう。(わたしが歩いたときは6月末日で早朝にもかかわらず26℃の気温があり、登山口に着く前に暑さで体力をかなり消耗しました)

小淵沢の駅を降りると南口に出ます。
小淵沢駅舎

駅の西手に歩行者専用の近歩道があるのでここを通り、中央本線の下をくぐって北に向かいます。道は狭く地図を見ながら歩いても迷いそうです。
小淵沢駅の地下歩道

数百メートル西に少し大きな道があり北へ延びているのですが、交通量が多くうるさいので静かな路地の道をとぼとぼと北に向かいます。
路地から見える八ヶ岳

八ヶ岳の裾野にさしかかると信玄棒道と呼ばれる未舗装の道路と交差します。
棒道から先は見たところ廃道となっていたので車通りの多い道に移動しましたが、車や自転車は無理でも人は通れそうに見えました。
信玄棒道

県道から観音平への道に入ると、ぐっと勾配がきつくなってきます。
登山道と違って自動車用の道なので谷や尾根に沿って作られているので右に左によく曲がり、歩いている時間に比べると直線的な距離はあまり稼げません。
気温も高く歩いて失敗したかなと後悔を始めた頃に富士見平に着きます。
富士見平

ハンディGPSに歩いてきた軌跡を映して見ました。道路を歩いてきているので、少しの標高を稼ぐのに、右に左に大きく曲がりながら歩いているのがわかります。
ハンディGPSの軌跡

編笠山までの道

富士見平から編笠山まで、3時間40分から3時間50分ほどの道です。

尾根にとりつくまで勾配は急ですが、尾根に出てからの勾配はやや緩やかとなり歩きやすくなります。
尾根の上に樹木を刈り払って作った展望台があります。ベンチなども用意されているので、休みながら登るのに都合が良いです。

富士見平から登り始めると、明るい樹林帯の道を登ります。
富士見平の登り

標高1649mに観音平からの道と富士見平からの道が交流する展望台があります。この展望台から尾根の上を歩くので、勾配は多少緩やかになります。
標高1649mにある展望台

オレンジ色の花を咲かせるヤマツツジ。7月、山頂付近の高山植物が花をつけ始める季節になると、山麓から中腹にかけての花は終わりを迎えます。
ヤマツツジの花

観音平からの道と富士見平からの道が合流するところが雲海です。ここにもベンチが置かれているので、格好の休憩ポイントです。
富士見平と観音平の道の合流点の雲海。

樹林の中に石の道が通っています。雲海を過ぎたあたりから、火山の山らしい道が時々現れてきます。
樹林の中の石の道

雲海の少し先に編笠山の山頂を巻いて乙女平(青年小屋)に行く道との分岐があるのが押手川です。
押手川の四叉路

登っていて体力に自信が持てないと感じたら、編笠山に登らずに巻道を通って乙女平に向かうことも出来ます。
押手川の四叉路に立つ道標

押手川から先は登山道らしい道となります。樹海の中の石がごろごろしている急斜面を登ります。
石の坂道

背の高い樹林の中に石の道が頂上まで延びています。
樹海の中の石の坂道

編笠山の山頂が近づいてくると、高山植物のコイワカガミの花が見られる様になります。
コイワカガミの花

登っている道の斜面の斜度です。40度はありそうです。
斜度40度はありそうな坂

もうすこしで編笠山の頂上です。最後の石の上り坂。
頂上直下の最後の登り

山頂は石がごろごろしていて、お椀を伏せた様な広場となっています。
樹木はなく、風が強いときは風下の石の影で休みます。
編笠山の頂上

晴れていて空気が澄んでいれば、山頂からは甲府の盆地や山麓の高原、南アルプスの山波が見えるはずです。
編笠山の南の眺望

編笠山から見た西岳。西岳も八ヶ岳の八つの座の一つです。
西岳

八ヶ岳の眺望。雲に隠れて権現岳の中腹までしか見えません。
八ヶ岳の眺望

編笠山から乙女平までの道

編笠山から乙女平まで25分ほどのです。

観音平から入山して北を目指すとすると、乙女平にある青年小屋か権現岳の山頂にある権現小屋の泊まりになると思います。健脚ならキレット小屋まで足を伸ばせるかもしれません。どちらに泊まっても、2日目に権現岳、赤岳と岩場を登る事になります。

権現岳から三ツ頭の稜線を経て観音平に戻れる登山道もあるので、観音平を起点と終点にして、編笠山を越えて青年小屋で一泊、翌日に権現岳に登って三ツ頭の尾根を下って観音平に戻る1泊2日のプチ縦走も楽しめます。

編笠山と権現岳の間にある鞍部の平地が乙女平です。
乙女平と青年小屋

ハイマツの間を降って行き、小屋の手前の岩のごろごろ地帯を通れば青年小屋です。
乙女平の石

水場は乙女の水と言って、青年小屋から西岳に向かって5分ほど降ったところにあります。とても冷たい水で美味です。青年小屋の管理人さんによると日照りが続いて水量が衰えていた方がよりおいしい味になるそうです。
乙女の水

水と食事

水は観音平、乙女平で得られます。いずれも無料です。

携帯電話

富士見平から編笠山、乙女平までドコモは使えました。

宿泊場所

青年小屋があります。

青年小屋にテント場があります。

青年小屋(2011/7)

宿泊料金。
1泊2食付き:7800円より。
素泊まり :4800円より。

水。
「乙女の水」まで5分前後。無料の水場。

収容人員:150人。
「予約希望」

電話番号(権現小屋と共通)
FAX兼用:0511-36-2251
青年小屋:090-2657-9720

標高2380m。
4月下旬から11月上旬まで営業。

テント場あり。500円。

携帯電話。
ドコモ圏内であることは確認しました。

青年小屋の入り口。
青年小屋の入り口

青年小屋のトイレは、簡易水洗トイレです。山小屋のトイレなのでにおいがありますが、それほどきつくはありません。
青年小屋のトイレ

テント場20張り。
小屋の裏がテント場です。テント料金は1張り500円です。
青年小屋のテント場

目次

  1. 編笠山
  2. 赤岳
  3. 横岳-硫黄岳-夏沢峠-天狗岳
  4. 中山-縞枯山
  5. 雨池山-三ツ岳-北横岳-大岳
  6. 蓼科山

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