那須岳登山

* * * * * * * * * *

三斗小屋温泉-峠の茶屋

三斗小屋温泉-峠の茶屋

峠の茶屋駐車場から三斗小屋温泉まで 4.5 km

累積標高876 m(登り 454 m 下り422 m)

温泉宿の泊まり客が最も多く利用するのが、峠の茶屋県営駐車場から峰の茶屋峠を越えて三斗小屋温泉に至るルートです。登り下りは峰の茶屋だけなので標高差は約300mほど。高尾山に登る3/4ほどです。道も良く整備されているので登山靴で無くとも歩きやすく滑らない靴底のシューズなら歩くのに不自由は無いでしょう。途中に延命水という湧水を飲めます。

道の様子
峰の茶屋の前後は森林限界を越えていて赤茶けた岩肌がむき出しているので荒々しいですが、峠を越えて少し下るとダケカンバの森林に入ります。ちょっときつい坂道を下って行くと那須岳避難小屋が有り、これは無人無料で宿泊できる施設です。
避難小屋を過ぎると勾配は緩やかとなり、幾つか橋を渡ると姥ヶ平からの道と合流します。合流点から三斗小屋温泉までは30分前後です。

植生の様子
この辺りの樹木は、大半がダケカンバです。ダケカンバは陽性の樹木なので、山火事などで丸裸となった山に最初に生える樹木として知られていますが、殆どの広葉樹が生えない高所強風地帯(例えば常念乗越)でも生えることの出来るたくましさも持っています。

三斗小屋温泉から大峠にかけてはダケカンバは少なくブナが多いので、何らかの自然災害か人為的な伐採があったのではないかと想像しています。と言うのも、ここのダケカンバは僅かに例外がありますが、殆ど直径が同じだからです。大木は僅かしか見られません。

比較的近年の茶臼岳の噴火は山頂の北西が爆発をして姥ヶ平の方角に火砕流が発生した様なので、その影響でこの付近一帯も樹木が壊滅したのではないか、と言うのが一つの仮説です。樹木が火砕流で壊滅した跡に陽性の樹木のダケカンバが進出してきたというわけです。

もう一つの仮説は、三斗小屋温泉や三斗小屋宿が薪炭の生産のためにこの辺りの樹木を伐採していたのが、1950年代以降の燃料革命(薪炭からガス石油電気に燃料が変わったことを言う)から薪炭の生産を縮小して現在はほぼ止めたために、伐採された跡にダケカンバが進出してきたというものです。

写真で見る三斗小屋温泉-峠の茶屋

  • 峠の茶屋県営駐車場
  • 峰の峠の登り道
  • 峰の茶屋
  • 峰の茶屋
  • 那須岳避難小屋
  • 沢渡り
  • 出合
  • 三斗小屋

地図で見る三斗小屋温泉-峠の茶屋


関連リンク

このエントリーをはてなブックマークに追加

Ads by Google

運営者紹介

Yuichi Mizunuma H.N.うーたん

Yuichi Mizunuma (H.N.うーたん or zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板自然派空間のWebMasterもしています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

▼続きを読む

×閉じる

SNSのURL
Google+
facebook
twitter Yuichi Mizunuma

使用の登山靴はドイツ製のマインドル・アルパインを主に縦走登山に、日帰りから3泊程度の短い山旅にはモンベル・ツオミを使っています。冬期登山はモンベル・アルパインクルーザー3000です。

2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

2014年に東京都から栃木県に引っ越しました。現在は宇都宮市に居住中、今後は宇都宮市から離れることはありません。現在は事情があって外泊が出来ないので、休日に福島県や群馬県や茨城県に400kmから600kmくらいの日帰りツーリングをしたり、那須岳や日光連山や南会津山地に日帰り登山をしたり、銚子市やいわき市勿来や福島市辺りまで200km-250kmほどのサイクリングに行ったりとしています。

×閉じる