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常念山脈南部(島々・蝶ヶ岳・常念岳)(山小屋)

北アルプスの東側に連なる常念山脈の南側、登山口となる島々と島々谷、大滝山、蝶ヶ岳、常念山、常念乗越を含むエリアです。常念岳の登山道は複数あります。常念岳は日本百名山の一座です。

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ルートの一つは島々から入山をして島々谷の渓谷を歩き徳本峠に登り、そこから縦走路を取って大滝山、蝶ヶ岳、常念岳へと至ります。島々から徳本峠までの所要時間は7時間半から8時間ほどです。島々から渓流に沿って北上します。途中、民俗学者の折口信夫の戦国大名の三木秀綱夫人を悼む石碑が立っています。二岐にはトイレがあります。右岸左岸に橋を渡って進みます。土石流が道を薙がしている箇所が随所に見られます。そうしたところにはピンクのテープが目印として案内してくれます。標高1258m付近の岩魚留小屋まで本流の渓流添いを歩きます。小屋から先は勾配がきつくなり、支流が流れ込む箇所は道が消滅しています。標高1725m付近で沢から離れた道となり、ジグザグを切って登ります。廻りはダケカンバの林です。道を突き詰めたところに森林に囲まれた徳本峠があり、山小屋とテント場があります。この峠から霞沢岳への登山道と上高地へ下る登山道、蝶ヶ岳へ向かう縦走路の分岐があります。
徳本峠から常念岳を目指します。峠から穂高連峰は樹木が邪魔をして見えません。ほとんど眺望の得られない道ですが、大滝槍見台という丸太を組み上げた展望台があり、ここから何とか穂高岳と槍ヶ岳の頂は見ることが出来ます。更に進むと大滝山から眺望が得られます。しかし大滝山からは蝶ヶ岳の稜線が邪魔をして、穂高の山頂部は見えるものの、中腹から下は見えません。徳本峠から蝶ヶ岳までは人気の無い道ですが、蝶ヶ岳に出ると、人でごった返しています。上高地からの登山者のようです。蝶ヶ岳は北穂高岳を真横から見られる位置にあるようです。ここから見える穂高岳の山頂は岩のノコギリの様で、とても人が歩けるとは思えません。蝶ヶ岳から常念岳を見ると手前に三つのピークがあります。このピークを上り下りしながら先に進みます。ピークの途中にタンニンに色づけされた池があり、浄化器を持っていれば水分補給が出来ます。
三つのピークを越えるといよいよ常念岳への登りとなります。岩の道で足だけでは登れず、手も使って登ります。常念岳の頂からは槍ヶ岳、穂高連峰を一望できます。夕方に登ると東に常念岳の影が映る影常念が見られます。野生動物が生息地域を拡大していることが自然保護上の問題となっていますが、本来いないはずのニホンザルが常念岳山頂の直ぐ下まで登って来ています。山頂から常念乗越までは下りで1時間ほどです。

上高地から蝶ヶ岳へ登るルートの紹介です。上高地から蝶ヶ岳(標高2677m)までの所要時間は6時間から7時間ほどです。梓川と明神橋、観光客が多く見られるのはこの橋までです。この先はハイカーと登山者の世界です。長塀尾根(ながかべ)の急斜面の道を蝶ヶ岳に登ります。登山口は徳沢園の建物の横にあります。蝶ヶ岳への登山道には水場はないので、ここで水を補給します。尾根道は樹林の中を通り、長塀山(標高2564m)まで急斜面にジグザグに切られた急登の道です。長塀山から先にいくつかの池があり目を引きます。浄水器を持っていれば水分補給が出来ます。登山道を上って行くと、尾根の上の小さな突起に長塀山と名前が付けられている箇所にでます。このピークまでが上り坂で、ピークを越えると蝶ヶ岳まではわずかに登り下りをするだけの稜線歩きとなります。標高2629m付近から森林限界を越えた見晴らしの良い道となります。蝶ヶ岳の山頂下には蝶ヶ岳ヒュッテが建てられています。

常念岳から常念乗越までは下りで約1時間の道のりです。常念乗越にある赤い屋根が常念小屋。北アルプスでもっとも古い山小屋の一つですテント場が隣に設けられています。常念乗越は強風の吹きすさぶ地点で、ここに生えているダケカンバは背が低く東側に大きく傾いています。

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  1. 常念岳

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Yuichi Mizunuma H.N.う

Yuichi Mizunuma (H.N.zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

現在は八王子市に居住中、今後は八王子市から離れることはありません。

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