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北岳・広河原(山小屋)

北岳(標高3192m)は日本第二の高峰で、日本百名山の一座です。白根三山の主峰でもあります。登山道は幾筋かあり、一般的なのは広河原から入山するルートでしょう。他にも南アルプス縦走登山を北上するルートがあります。

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広河原には山小屋とテント場がありますので、前の日の夕方に前泊をする事もできます。前泊できれば選べるルートも拡がりますが、人気の高かった大樺沢の雪渓を上り詰めるルートが通行禁止となってしまいました。現在利用できる登山道は白根御池小屋までは一本で、小屋から草薙コース、左俣コースと右俣コースに分かれます。

広河原から白根御池までの道は、樹林の中の道なので日が差さず、花の数はそれほど多くは無いのですが、八月中旬、それでもキツリフネやセリバシオガマなどの花が見られました。昼を過ぎると登る方はほとんどなく下ってくる方ばかりです。白根御池のテント場は、数多くのテントが張られていて、空いたスペースを探すのに時間をとられます。小屋の従業員は女性が多く、料理のレシピを見ながら今日の夕食作りに励んでいました。
白根御池小屋からは草薙コースをとります。このコースは小太郎尾根に達する直前に右俣コースと出合います。時間に余裕があれば小太郎山を往復することをお薦めします。出合から下って行くのですが、位置が仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰山、北岳に囲まれたところにあるので、どの山も手が届きそうなくらいに見晴らせます。小太郎尾根は高山植物の花が多く咲き乱れています。八月中旬ならミヤマコゴメグサやシラネヒゴダイやタカネツメクサが競って花を咲かせています。この尾根は森林限界を終えているので眺望が得られます。右手には常に仙丈ヶ岳の山容が見られます。小太郎山から尾根の分岐から肩ノ小屋は過ぐです。
北岳山頂は南に間ノ岳の大きな姿が横たわり、聖岳や赤石岳の姿を隠しています。わずかに間ノ岳の右の肩ノ上に、塩見岳の黒々とした山頂部が顔を覗かせています。西に典雅な仙丈ヶ岳が二つのカールを見せた姿があります。北に甲斐駒ヶ岳の白っぽい三角錐の頂があり、東には鳳凰山の長い山頂があります。ここから見る富士山は、左右の均整がとれていて、もっとも美しい富士の姿の一つと言われています。

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白根御池小屋

広河原から北岳に登る途中にある有人の山小屋です。雪渓のある大樺沢を通らずに北岳に達することの出来る道にあります。女性の従業員の多い山小屋で、レシピを見ながら一生懸命に夕食の調理をしているのが印象的でした。テント場はあまり広くなく、利用者が多いので遅い時間に着くとテントが晴れない可能性もあります。

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北岳肩ノ小屋

北岳の北の尾根の標高3000mの地点にある有人の山小屋です。山頂に最も近い山小屋なので人気が高く、昼過ぎには宿泊客で混雑を始めます。テント場は小屋の東がわの斜面とその周辺にあります。長目の良い場所にある小屋で、東に富士山、南に甲斐駒と鳳凰山、その借景には八ヶ岳、西に仙丈ヶ岳が見られます。

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北岳山荘

北岳の南側、中白根山との鞍部にある有人の山小屋です。北に北岳、南に間ノ岳があるので、南北の眺望は肩ノ小屋に劣りますが、東西に眺望が開けています。

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Yuichi Mizunuma H.N.う

Yuichi Mizunuma (H.N.zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

現在は八王子市に居住中、今後は八王子市から離れることはありません。

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