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奥多摩三山(大岳山・御前山・三頭山)(山小屋)

東京都の西に連なる山々です。日の出山、御岳山を含みます。笹尾根と多摩川(丹波川)の間の山地です。登山道が四通八達していて、手軽なハイキングから宿泊をする本格的な登山も楽しめるエリアです。

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高尾山から北西に延びる笹尾根を登り詰めて行くと大沢山(標高1482m)から三頭山までは急な登り道となります。三頭山(標高1531m)は一応は三つの頂の道標が立てられていますが、実際には双耳峰です。山頂は分岐点となっていて、東に御前山へ至るルート、北には奥多摩湖へ至るルート、西には奈良倉山へ至るルートがあります。直接下山をするには檜原都民の森のバス停からバスの便が出ています。

日の出山(標高902m)はJR.武蔵五日市駅から直接アプローチが出来ます。金比羅山(標高468m)の登山道を上り、金比羅尾根を北上すると日の出山に至ります。
御岳山はコルを隔てて日の出山と数十分で往来が出来ます。

大岳山(標高1266m)への登山です。
奥多摩駅から歩き出すと、多摩川の渓谷を渡ったところに愛宕山の登り口があります愛宕山は鋸尾根の北端の岩の突起です。坂のきつい尾根道で、ところどころに岩のピークがあって、これがクサリやハシゴのある岩場となっています。全体的に勾配の急な道で、最後の岩場を登ると鋸山の頂でした。途中にクサリ場があります。大した難所ではないのですが、クサリ場の巻道が用意されています。鋸山から大岳山へ歩くと、小さいが登りのあるピークが幾つかあって、それなりにきつい道でした。鋸山(標高1109m)から1時間30分ほど歩くと大岳山です。
武蔵五日市駅からバスで十里木バス停で降りて馬頭刈山(標高884m)の尾根に入山します。登山口から馬頭刈山までは急な坂道が続きます。馬頭刈山から鶴脚山(標高916m)までは勾配は緩やかですが、鶴脚山から大岳山までは急勾配の道となります。樹林帯の中の道です。上り詰めて行くと大岳山の頂きに至ります。

三頭山(標高1531m)への登山道です。
一番手軽に頂き踏めるのは武蔵五日市駅からバスで数馬バス停まで移動し、数馬温泉の露地の様な道を過ぎると、ようやく車道から離れられて歩道を歩くことができますが、この道は、歩く人が少ないようなので、荒れ気味です。廃道となった林道や山仕事の道らしい踏み跡がありますが、かろうじて道に迷わないように標識は設けられている程度の道です。都民の森の直下で車道に戻ります。1/25000の地図では車道を歩くこととなっていますが、現地の標識に車道が大きく湾曲して遠回りとなっている区間をショートカットできる歩道があったので歩いて見ましたがこれが廃道でした。通らない方が無難です。木の枝と草をかき分けて進む道でした。岩がゴロゴロしている箇所もあり、踏み抜いて岩と岩の間に足を挟まれます。やがて都民の森にたどり着きます。都民の森の駐車場から三頭山までは良く整備された遊歩道です。山頂直下だけがやや登山道らしさがあります。
高尾山口駅から入山をして、高尾山、小仏城山、景信山、堂所山とピークを越え、明王峠から陣馬山に至るルートは登山と言うよりはハイキングの延長の道でしょう。ただ雨天時や雨天直後には路面に泥の箇所があり、岩場も滑るので登山の練習台としては適しています。陣馬山を過ぎ和田峠から登り返すと歩く人は殆どいなくなります。連行山を越えて茅丸にかかる鞍部で野ウサギを見かけました。高尾山の周辺の山では、ニホンザルはよく見るのですが、それ以外の動物は足跡を見るだけで殆ど見たことがありません。浅間峠に下ってから土俵山に登ると、後は槇寄山を越えるまでダラダラとした勾配の尾根道が続きます。三頭山までの途中、笛吹峠(うずしき)、数馬峠などの小さな峠が有り、上野原市西原と檜原村数馬を結んでいます。笛吹峠や数馬峠の前後は笹が茂り下草が道を半ばかくしていて、うっかりすると道を見失いそうです。五月下旬、大沢山の登りにはギンリョウソウの大群生があって楽しめます。ギンリョウソウには葉緑素が全くなく、真っ白の草です。樹木から養分を吸い取る珍しい植物です。岩の急登坂路を登って行くと大沢山の山頂で、少し下ってところに三頭山避難小屋があります。この避難小屋は水場とトイレはありません。避難小屋を過ぎると三頭山の山頂です。

奥多摩三山の縦走ルートです。
武蔵五日市駅から十里木までバスで移動して、軍道まで車道を歩いてから、馬頭刈尾根に取り付きます。馬頭刈尾根の登山道は、光明神社跡地、馬頭刈山までが急登坂路です。馬頭刈山を越えると一高一下を繰り返しながら徐々に標高が高くなって行きます。尾根道にはところどころに樹木の途切れた箇所があって、眺望を楽しめます。鋸尾根を大ダワ峠に向かって下ります。だらだらした長い下り道に、思い出した様に登る小さなピークが現れます。鋸山は素通りをして大ダワに下ります。大ダワから御前山までの距離は短いものの急登坂で、階段も多くあります。御前山から小河内峠までの下り道は強烈です。南アルプスの大門沢の下りを彷彿とさせます。鞘口峠までは緩やかな坂道の登り下りですが、峠から三頭山まで約標高差400mの登りなります。三頭山の東峰から西峰に廻って、都民の森駐車場に下り、都民の森バス停でバスに乗ります。

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Yuichi Mizunuma H.N.う

Yuichi Mizunuma (H.N.zen)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。
2007-2013にかけて、北海道利尻礼文から九州屋久島まで日本の主要な登山道を歩いてきました。日本百名山は2013年9月に全山登頂を達成。

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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。

現在は八王子市に居住中、今後は八王子市から離れることはありません。

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