地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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岐折峠 | 07時47分 | ||
明神峠 | 08時09分 | 22分 | 22分 |
小倉山 | 09時28分 | 79分 | 1時間19分 |
越後駒ヶ岳 | 11時13分 | 105分 | 1時間45分 |
岐折峠 | 14時12分 | 179分 | 2時間59分 |
一日の歩行時間 |
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6時間25分 |
日付:2010/07/24 |
7時過ぎの岐折峠の広い駐車場は満杯に近い状態でした。この登山口にはトイレも併設されています。
標高1065mの高さのある峠が登山口なので、登山道は歩き出しから尾根の上を歩きます。尾根に取り付く長い坂道が省けます。
登り初めは晴天でした。
ピークとピークのあいだの登山道は単調で、岐折峠から小倉山、八合目付近までは時折越後駒の山塊が見えるものの、稜線歩きの森林の中の道です。
途中、明神峠や道行山など分岐のあるところには、駒ヶ岳までの距離と分岐の行き先が書かれた指導標が立っていました。
尾根の上の道は大小のピークを幾つか越えて行きますが、ピークの上とその前後は丈の低い灌木に覆われていることが多く、視界が開け眺望が楽しめます。見られる景色はすばらしく、正面に駒ヶ岳とその稜線の残雪をいただいた姿が、尾根越しにそびえています。
利用する登山者が多いためか、道はよく整備されていて、木道や階段が途中まで設けられています。
それでも、所々に泥の急斜面の悪い箇所もあります。
標高2002mとさほどに高い山ではなので雪はもう残っていないものと思っていたのですが、山頂付近にはまだたっぷりと残雪があり、融けた水が渓谷の源流となっていました。
7月下旬の盛夏なのに、トンボが飛び回っています。
花の多い山ではないようですが、ハクサンコザクラの群生があちこちで見られました。他にはイワカガミやシモツケソウの花が見られました。
小倉山を過ぎると、高山の雰囲気となります。
岩場を登る箇所もあるので変化が出てきます。八海山を初め周囲の山を見ながら登れるそうですが、あいにくと越後駒以外の山は雲に覆われてみることが出来ませんでした。
足下にゴゼンタチバナの白い花が咲いています。
山頂の手前、九合目の駒の小屋に清水が水が引かれていて、冷たい水を呑むことが出来ます。
駒の小屋は笹の尾根の上に建っています。
ここから山頂まではすぐです。笹の上の尾根道の左右には、たっぷりと残雪がありました。青空と白い雲、笹の葉の緑と白い雪、二つのコントラストの違いが美しいです。
山頂は小さく、大人数の休憩には適していません。駒ヶ岳と書かれた標柱が2つと金仏が一体あるだけの簡素な頂でした。