地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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浅間山荘 | 06時51分 | ||
火山館 | 08時30分 | 99分 | 1時間39分 |
前掛山 | 10時10分 | 100分 | 1時間40分 |
浅間山荘 | 12時27分 | 137分 | 2時間17分 |
一日の歩行時間 |
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5時間36分 |
日付:2010/07/28 |
浅間山荘からしばらくのあいだ、廃道となった車道の上を歩きます。この道がいつの間にか登山道へと変わります。
火山館までは変化に乏しい森林の中を歩きます。
途中、不動の滝がありますが、小さな滝で格別見る必要もないでしょう。
意外に高山植物の多い山で、不動の滝を過ぎた頃からハクサンフウロウとミヤマナデシコの薄紫色の花が見られる様になりました。
注意をして歩いていると、ヤマオダマキやクガイソウの花もあります。群生は作ってはいない様で、花はあちこちに点在しています。
樹林の中に木造の山小屋風の建物が見えてきます。火山館です。平成11年11月に新築された施設と現地に書かれていました。登山やハイキングのための休憩設備ですが、万一の噴火の際には避難場所としても利用できる構造となっているそうです。
休むほど歩いていなかったので素通りしましたが、軒下にストーブ用の薪が井桁に高く積まれていたのが印象に残っています。
火山館の先からは樹木が疎らとなります。勾配の緩やかな平原状の大地を登って行きます。溶岩流の上の草原かもしれません。火山館を過ぎてしばらくすると湯の平へと出ます。
湯の平は、黒斑山がある外側の外輪山の火山壁と、浅間山の前掛山の外輪山に囲まれた広大な草原です。まだ樹木はそれほどの数はなく、焦げ茶色の火山礫の地面の方が目立っていました。
湯の平から浅間山の登に入ります。
浅間山の斜面には樹木が殆ど無く、岩礫にジグザグの登山道が設けられています。視界を遮るものが全くないので四囲を見渡せますが、火山の大地はどこから見ても同じ印象なので、歩いていると飽きてきます。登る途中で幾枚かの写真を撮りましたが、山頂も周りの景観もどれも似た様なものです。
斜面の登り道はそれなりの斜度があり、火山特有の岩の多さと足場の悪さもあって登りにくく体力を消耗します。
登り切ったところで行止の標識があり、ここからは前掛山を目指して進みます。
前掛山は浅間山の内側の外輪山の噴火壁の最高所です。
前掛山に立つと、眼前に浅間山が大きく控えています。
不思議なのは、燕が沢山飛んでいたことです。火山壁に巣でも作っているのかと思ったりしました。