地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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戸隠牧場 | 07時08分 | ||
一不動 | 08時31分 | 83分 | 1時間23分 |
高妻山 | 10時56分 | 145分 | 2時間25分 |
乙妻山 | 11時48分 | 52分 | 52分 |
高妻山 | 12時46分 | 58分 | 58分 |
戸隠牧場 | 16時03分 | 197分 | 3時間17分 |
一日の歩行時間 |
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8時間55分 |
日付:2010/10/23 |
戸隠牧場の登山口から入山をします。
登山者の駐車場は牧場と県道を挟んだ南がわにあります。牧場内の駐車場に止めるのに比べて100mほど余分に歩くことになります。駐車場は広く百台以上の乗用車が止められるでしょう。トイレが併設されています。
天候は晴れ、青空が広がっています。
牧場の中を横切るのですが、牛が囲われている柵の中を通り抜けるために、ゲートを開けて通ります。最近よく見かける様になった鹿除けのゲートの牛版の様なものです。
ゲートの一箇所に登山者カードの記載場所と箱があります。
牧場内に入ってから正面を見上げると、一不動の岩峰が雲をまとってそびえています。高妻山と乙妻山は稜線の向こうにあって見えません。
牧場を抜けると本格的な登り道となります。
最初は沢状の道を歩きます。ひょっとすると沢そのものかもしれません。水が流れていました。
一登りすると一枚岩を横にトラバースする箇所が現れます。クサリがかけられているので、難しいトラバースではありませんが、岩が滑りやすいので注意は必要かもしれません。
このあたりから木立の切れ目に周囲の赤や黄色に色づいた尾根が見える様になります。
紅葉の最盛期は終わっていましたが、まだ色づいた葉を残している樹木が多く見られました。
一不動には避難小屋が建っています。水場は下ればあります。トイレはありません。詰めれば10名くらいは泊まれそうです。
一不動は戸隠山と高妻山の鞍部になります。
ここから五地蔵山に向かって上り坂が始まります。稜線の道の樹木は、大半が葉を落としているので、木の枝をすかして奥の高妻山の円錐形の山容が見られます。
一不動と高妻山のあいだのピークが五地蔵山です。
眺望がとてもよいピークで、見られる景観の良さは高妻山、乙妻山を上回っています。登山道から10mほど離れているので、立ち寄る登山者は少ないようです。
五地蔵山からは眼下に飯縄山が見えます。
雲海の遙か先には八ヶ岳、その奥に富士山が見えます。
五地蔵から鞍部に下る道と、高妻山に登り返す道の勾配は急です。
八観音、九勢至と戸隠山が修験道の盛んだった頃の名残を記した標識が岩に置かれています。
高妻山の登りにかかると森林限界を越え、笹と灌木の尾根道となります。
当然、視界が開け、景観が楽しめます。妙高山から雨飾山に連なる連嶺や、白馬岳の後立山連峰が見える様になります。
高妻山の頂は岩のピークで、灌木がまばらに生えています。
十数名の先行者が休憩を取っていました。
山頂からは八ヶ岳や富士山、南アルプスが雲海の彼方に見られました。
右手には、白馬岳から五竜岳、鹿島槍ヶ岳と後立山連峰が見られます。
高妻山から先は、歩く登山者は少ないようです。
ちょっと悪い岩場を歩かされます。笹をかき分けながら歩く箇所もあります。
鞍部は、水は涸れていましたが湿地となっていました。
乙妻山の頂は値の額の様に小さなところでした。笹とハイマツに覆われています。
雨飾山や頸城三山の眺望はとてもよいですが、間近に高妻山があるので、南の方角の眺望はありません。
乙妻山の山頂は人一人いなくて静かでした。高妻山は騒々しかったので休憩を取らずに素通りをしていたので、ここでたっぷりと休みます。不思議だったのは悪臭のしたことでした。
他の登山者が登ってきたのを鹽に、立ち去りました。
高妻山に戻ってくると、山頂の登山者の数が数倍に増えていました。
午前中、十数名でもうるさいと思っていたのに、それ以上の喧噪が山頂にはありました。
頂は復路も素通りして、そのまま戸隠牧場まで下って行きました。