地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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雨飾高原 | 07時21分 | ||
雨飾山 | 09時29分 | 128分 | 2時間8分 |
雨飾高原 | 11時22分 | 113分 | 1時間53分 |
一日の歩行時間 |
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4時間1分 |
日付:2010/10/24 |
小谷温泉の奥に雨飾高原があって登山口となっています。前泊したらしい登山者のテントが多く張られていました。
7時を少し回った時刻に車で到着したのですが、すでに駐車場は一杯の様子で、車を止める場所を探すのに時間を取られました。
天候は高曇りです。青空は見えませんが、遠くの山まで見渡せました。
雨飾高原からしばらくは、用水路の様な沢の横の平坦な道を歩きます。
イワナが一匹、のんびりと泳いでいるのが目にとまりました。警戒心が強くすばしこいイワナが人目に触れるところで泳いでいると言うのが、何となく雨飾山の雰囲気と重なってほほえましく感じました。
沢から離れて尾根の斜面を登ります。
急なのかなだらかなのははっきりしない道を上って行くと、大海川の支流の沢を渡るために一度下ります。大した下りではありませんが、この先、まだまだ登りがあるというのにぐっと下るのはもったいない気がします。
沢を下ると本格的な登り道となります。
尾根の上の道で、所々に長いハシゴが設けられています。
岩と灌木とハイマツの尾根の上の道で、すこぶるよい眺望を持っています。
妙高山や火打山、焼山の頸城三山が特によく見えます。
尾根を登り切ると笹平で、金山の道の分岐がありました。持参した国土地理院の1/25000の地図では笹平から金山までの道は途中で途切れていたので、現地で金山まで通じていることが分かりました。
こうした分岐を見つけると、その先を歩いて見たくなります。笹平から金山、妙高山の道は魅力的です。
笹平から雨飾山の下まで高原状の平坦な笹の原を歩きます。
山頂は、笹の原から斜面を一登りしたところにあります。
雨飾山の山頂には樹木が無く、遠くまで見晴らせます。山裾や尾根の樹木はくすんだ様なオレンジ色をしていました。まだらの様に針葉樹の緑色の葉が混じって見えます。自然林と植栽林の入り交じった樹相が多く見られ、美しいとは言いかねます。
眺望は良い山で、特に白馬三山の姿が優れています。
白馬岳の北には五竜岳の厳つい山容があり、その北に双耳峰の鹿島槍ヶ岳が見えます。
先のとがった鋭峰が見えたので、最大望遠で写真を撮ると、槍ヶ岳が写っていました。
姫川が日本海に流れる様子が見られ、糸魚川の平野部と海岸線も一望できます。糸魚川は一二度通っていますが、山上から見ると、思っていたよりも小さな平野です。
雨飾山はさすがに日本百名山の一座らしく、登山者がひっきりなしに登ってきます。
ツアー登山も多いらしく、10名、20名と言った団体が、個人の登山者を押しのけて歩いています。我が物顔です。
上ってきた道を下って雨飾高原に戻りました。