第1日目 北高尾山稜-堂所山-陣馬山-生藤山

このエントリーをはてなブックマークに追加

行程

地名到達時刻所要時間
JR高尾駅06時59分
小仏関跡の登山口07時17分18分18分
稜線上の分岐08時02分45分45分
木下沢梅林09時10分68分1時間8分
富士見台分岐10時00分50分50分
堂所山12時27分147分2時間27分
明王峠12時56分29分29分
陣馬山13時42分46分46分
正藤山16時01分139分2時間19分
井戸バス停17時16分75分1時間15分
一日の歩行時間
10時間17分
日付:2011/02/26

山行記

北高尾山稜の藪漕ぎ

JR高尾駅から小仏関跡までを車道の上を歩き、そこから山稜上へ斜面を登ります。
中央本線と中央道を越えて稜線に取り付くのですが、道を間違えて山仕事の作業道に入ってしまいました。

心細い踏み跡をたどって登ってゆくうちに踏み跡はなくなり、涸沢となります。いったん降りることも考えましたが、山で迷った時には上へ登るという約束事が骨身にしみているので、道のない藪を漕いだり低木をかき分けて進みます。傾斜は40度ほどで、道もないのでジグザクは切らずに直登するから結構骨が折れます。
稜線の上に出ると果たして道がありました。

道をたどってゆくと通行止めと書かれた札がかけられた縄が張ってあったのでやむなく引き返します。

北高尾山稜

小仏関跡まで戻ってから車道を歩いて木下沢梅林まで行き、ボランティア広場と書かれた森林公園風の所から、再び北高尾山稜に登ります。この道は枯れた沢を遡る道で、岩だらけです。ペンキで描かれたマークがあるので登山道に間違いはないのですが、高尾山とその周辺では一番荒れた道でしょう。通る人も希なようです。

稜線に出るとそこが富士見台の分岐です。
なまえの通り、富士山がよく見えます。

北高尾山稜の道は一筋の細道が稜線の上に着けられています。高尾山の道の様に人が歩きながらすれ違えるほどの広さはありませんが、足元の草木は綺麗に刈り払われていて、歩きやすい身です。
小ピークが多く、巻道がないので登っては降ります。小さい割には勾配は急です。

冬枯れで広葉樹の葉は落ちているものの、過ぎなどの針葉樹が多くこれらは冬でも青い葉を持っているので、木立を透かして景観を望むというわけにも行きません。
眺望は富士見台があるくらいで、後は堂所山まで期待できません。

堂所山

堂所山は北高尾山稜の西の端にあります。
高尾山-陣馬山の山稜からは少し外れたところにあるので、訪れる人は少なく静かです。
三面樹木で覆われていますが、北西に視界が広がり眺望があります。

陣馬山

堂所山から明王峠はすぐで、その先に陣馬山があります。
気温が上がり、霜が溶け、陣馬山の手前の登り道が泥でヌタヌタとなっていました。防水加工の靴でないと厳しいかもしれません。

陣馬山の山頂は快晴で四囲が見渡せますが、この日は眺望を楽しむことなく素通りです。
すたすたと陣馬峠に降ります。この下り道は階段が設けられていますが、斜度はきつく、降ると膝ががくんがくん言います。

生藤山

陣馬峠から醍醐丸に登る途中で伐採作業を行っていて、直径50cmを越える杉の木が何本も切り倒されていました。
先を急いでいたので醍醐丸の巻道を通るつもりだったのですが、伐採作業のために通行止めで醍醐丸の山頂を通ることになりました。

醍醐丸から生藤山まで、起伏のある稜線歩きです。ところどころに岩のヤセ尾根もあり、登山をしている雰囲気を楽しめます。

井戸バス停

連行山、茅丸、生藤山と登っているうちに日が傾いて来てオレンジ色の日差しとなりました。
三国峠から降らずに、軍茶利山と三国山の鞍部まで歩いてから、分岐を曲がって斜面を下り、山梨県上野原側の井戸バス停に抜けました。

軍茶利山分岐から井戸バス停までは急斜面の下り坂で、あるく人が少ないのか細い道です。
降りきったところに軍茶利神社があります。山の中の社としてはなかなか立派です。
神社からバス停までは舗装された車道を歩きます。

井戸バス停の辺りの標高は約500m。
思ったよりも高い集落でした。
日中は春霞で見えなかった富士山がここで再び見ます。
井戸バス停には東屋があり風雨がしのげます。バスを待っている間に日が暮れ気温もどんどんと下がってゆきます。

午後6時前にバスが着き、乗り込みます。
バスの中は暖房が効いていてとても暖かく、人心地が着けました。
この時間にバスに乗る人がいるのかなと思っていると、次のバス停で乗車客がありました。
その後に乗ってくる人はなく、バスは2人の乗客を上野原駅まで運びました。

地図

ページのトップへ