JR鳥沢駅から古道の穴路峠まで登り、高畑山からは踏み跡程度の道をたどって、雛鶴峠、赤鞍ヶ岳、菜畑山、今倉山、二十六夜山を経て、富士急赤坂駅まで歩きました。
計算をしていたよりも時間のかかる道で、14時間あまりかかりました。5月という日の長い、それでいて気温の低い季節でなければ歩けないルートだったでしょう。総歩数は約66000歩でした。
穴路峠は自動車道路が秋山村まで通るまで、甲州街道と秋山村を結んでいた古道の一つです。途中までは沢を詰めて登る道で、1、2度沢渡があります。危険を感じる様な沢ではないので、沢を渡ったことのない人にとっては良い体験になるのではないでしょうか。
高畑山から雛鶴峠、棚の入山、赤鞍ヶ岳までの道は踏み跡程度の箇所が多く、分岐に標識が立っていないところもあるので、多少の感を働かさねばなりません。
基本的に樹林の中を歩く道なのですが、点々と視界が開ける箇所があり、そこからは眺望が得られそうです。この日は雲が低く垂れ込めていたので、景観は楽しめませんでしたが。
このルートの最高点は今倉山東峰ですが、眺望はその東の菜畑山が一番かも知れません。今倉山は樹木に覆われていて視界がありません。西の赤岩も良さそうです。