地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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北大雪スキー場 | 07時39分 | ||
反射板(1313mピーク) | 09時17分 | 98分 | 1時間38分 |
天狗岳 | 10時24分 | 67分 | 1時間7分 |
北大雪スキー場 | 12時39分 | 135分 | 2時間15分 |
一日の歩行時間 |
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5時間 |
日付:2007/07/02 |
北大雪スキー場の駐車場に車を止めて歩き出します。
しばらく車道を歩きますが、朽ちたコンクリートの建物の脇に登山コースと書かれた標識が立っていて、そこからゲレンデ内にジグザグに切られた道を上ります。
ゲレンデの道は単調で面白味に欠けるのですが、樹木が切り払われて視界がすこぶるよいです。
少し標高を稼ぐと振り返って白滝の盆地の田園風景を眺めます。重畳と広がる山岳の中に、わずかな畑があります。畑は美瑛の景観のように、パッチワーク状をしています。
このスキー場は休業中なので、ゲレンデも整備されていないようです。
最初のリフト降り場までは刈り払われていた草も、二つ目のリフト乗り場から先は人の背丈よりも高い草が茂っていました。
ゴゼンタチバナやマルバシモツケの白い花が咲いていました。
ゲレンデを終えると、すぐに反射板が現れます。
平たい石が積み重なったピークの上にあります。
地図で見ると標高1313mのピークです。ピークはハイマツで覆われています。
ハイマツに混じってコケモモが白い花を咲かせています。
鞍部に下るとダケカンバの多い樹林帯に入ります。とても明るい林で、日差しが足下まで差し込んできます。
前天狗と書かれた小さなピークを越えます。
前天狗は樹林の中の頂です。
前天狗から天狗岳まで樹林の稜線ですが、樹木の丈が低いようで、前方の天狗岳の岩の頂が時折見えます。
天狗岳の山肌は新緑で真っ青に彩られ、夏の色となっていますが、山襞の影の部分にはたっぷりと白い残雪が残っていました。
天狗岳の山頂は、ハイマツに囲まれた岩の峰です。
山頂下に申し訳程度の短いクサリ場があります。
小さなブリキの祠と、天狗岳と書かれて黄色の看板が立っているだけです。
西の有明山まで、切明道が通っているのが見えます。
森林限界の上の頂なので眺望はすこぶるよいですが、天狗岳の周りにそびえる山と、標高差がそれほどないので、遠くの山はその頂しか見えません。大雪山は有明山に隠れていて、雪の頂しか見えません。武利岳もその特徴的な角張った山頂を覗かせているだけです。
有明山から平山までの縦走路はとても魅力的に見えました。ただ、公共機関の接続が無いので、複数名でパーティーを汲んで、事前に車を下山口に置いておくなどの措置が必要でしょう。