大菩薩連嶺と呼ばれる南北の稜線を、滝子山から大菩薩嶺まで縦走をした1泊2日の山旅です。起点はJR初狩駅、終点は丸川峠を下った大菩薩峠登山口バス停です。
大菩薩連嶺は南の滝子山から北に登るに従い標高が高くなって行きます。このため南下すれば足がはかどりますが、北上すればペースは上がらなくなります。
樹林に覆われた山脈ですが、滝子山、大蔵高丸、小金沢山の各ピークには眺望があります。
他にも、大菩薩峠など笹に覆われた区間が点在していて、そうしたところからは景観が眺められます。
この辺は秩父山脈に似た樹相をもっていますが、秩父山脈の主脈稜線が鞍部でも2000mを越える区間が多いのに比べると、大菩薩連嶺の標高は最高所の大菩薩嶺でも2057mしかなく、その稜線のほとんどが2000m以下の比較して低い標高となっている点が異なります。
縦走するときのハイライトは、大菩薩峠、賽の河原、雷岩にかけての視界良好な区間でしょう。この辺りは標高も高く上日川峠からわずかに歩くだけで登れるので、多くのハイカーでいつも賑わっています。逆に大菩薩峠から雷岩、大菩薩嶺の区間以外では、殆ど登山者を見かけることはありません。