地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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雲取山荘 | 06時01分 | ||
酉谷山 | 10時51分 | 290分 | 4時間50分 |
天目山 | 13時20分 | 149分 | 2時間29分 |
蕎麦粒山 | 15時11分 | 111分 | 1時間51分 |
川乗山 | 17時25分 | 134分 | 2時間14分 |
鳩の巣駅 | 19時56分 | 151分 | 2時間31分 |
一日の歩行時間 |
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13時間55分 |
日付:2012/07/08 |
今回の山旅のハイライトのコースを最終日に持ってきました。
以前から歩きたかった長沢背稜を雲取山から川苔山まであるきました。
このコース、ちょっと距離が長いのですが、途中にエスケープルートが幾つかあるので、予想以上に時間がかかる様なら、途中で下れます。
もっとも、先月(2012/6)、瑞牆山から金峰山、甲武信岳、笠取山、雲取山を経て鴨沢までを2泊3日で歩けた自信があったので、鳩の巣駅まで歩き通すつもりでした。
雲取山荘から三峰の分岐までが良い道で、分岐を過ぎると酉谷山まで踏み跡のような道が続きます。後で知ったのですが、酉谷山にアプローチできる小川谷林道が通行止めのために、登山者が歩かなくなっているようです。
崩落や落石などと言った危険な箇所はありませんが、踏み跡すら不明瞭なところもあるので、地図を読みながらルートを確認できる技術がないと道迷いをするかも知れません。
小川谷林道が開通しない間は、ますます人が歩きにくい道となってゆくでしょう。
出発点の雲取山が最高地点、そこからすこしずつ標高を下げてゆくのだから歩くのは楽です。ピークも思い出したように小さく盛り上がっているだけなので、わずかに上る程度です。
森は自然林で、針葉樹と広葉樹の混合林です。
標高の高い稜線では針葉樹が多く見られ、広葉樹は岳樺などが目立つ程度です。
標高が下がるにつれ、針葉樹が少なくなり、広葉樹が多くなります。
全区間、森林に覆われていて、眺望はありません。
天目山からはアプローチが良くなるので、登山者を見かけるようになりました。下の一杯清水避難小屋で休憩を取っていると、二人の登山者を見かけました。時間と歩いてゆく方向から酉谷山避難小屋にこの日は泊まる様です。
他にもちらほらとハイカーを見かけましたが、天候が悪かったからか、人気がないのか、数は思ったよりも少ないです。
日が暮れる前の蕎麦粒山で見かけたハイカーが最後でした。
元気よく歩けたのは蕎麦粒山を越えて踊平の鞍部に下るまでで、川乗山(川苔山)の登りでばててしまいました。
正確に言えば、体力、脚力はまだ余裕があったものの、新しい靴がまだ完全に足になじんでいなくて、足の裏の骨が軋むように痛んできたのです。
一歩一歩足を踏み出すごとに痛みが走ります。
川乗山の下り道は、地図で読んだかぎりでは、なだらかと思っていたのですが、なだらかなのは後半だけで、下り始めてから途中までは岩と石の道の急坂でした。足の痛みが増してゆきます。
林道を横切り、青梅線の電車の音が聞こえてきて、木立の間から人家の光が見えてきた時にはほっとしました。
青梅行きの電車に乗ると、わずかのお客の殆どが登山者かハイカーだったのには驚きました。
こんなに遅い電車に乗るまで、温泉に入っていたのでしょうか。