地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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茂倉岳避難小屋 | 11時14分 | ||
矢場ノ頭 | 11時59分 | 45分 | 45分 |
蓬新道出合 | 13時13分 | 74分 | 1時間14分 |
土樽駅 | 13時37分 | 24分 | 24分 |
一日の歩行時間 |
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2時間23分 |
日付:2012/10/24 |
2日目は暴風雨で、茂倉岳避難小屋に停滞しました。
3日目、目を覚ますと外は吹雪です。降雪量はたいしたことが無いのですが、吹きさらしの稜線の上を歩くには、風の強いことが気になります。気温は-3℃とそれほどの低温ではありませんが、風速が10m/s以上は確実にあるので、耐寒温度は-10℃以下でしょう。
一応、氷点下10℃で行動できる防寒衣類を用意してきているので、歩こうと思えば歩けるのですが、リスクの高さを考えて出発を見合わせ、天候の回復を見ることにしました。
食料は5日分を用意してきたので十分に余裕があります。
昼前になって、やや風が収まってきたので、清水峠から朝日岳を縦走する計画を捨てて、このまま土樽駅に下ることにしました。土樽駅を通過する登りの列車の都合を考えると、昼前に下り始めないと、今日の内に八王子の自宅に帰宅が出来ません。茂倉岳避難小屋から土樽駅までの所要時間を3時間半から4時間と見ました。
避難小屋から尾根の道を下って行くと、40分ほどで雪のない世界となりました。雪と雨の境は標高1600m位だったようです。
矢場ノ頭までは灌木に覆われた岩稜の上を歩くので、風にあおられます。風速が多少は収まってきたと言っても、時折突風が吹きます。
矢場ノ頭を過ぎると、樹林の中の急坂道に変わります。この辺りで雨も降らなくなりました。
樹木が真っ赤に色づいているのが印象的です。小屋を出たときには白と黒のモノトーンの世界でした。
茂倉新道を下る途中で数組の登山者とすれ違いましたが、あの吹雪の中を登って行くのかと、勇敢さに驚きました。もっとも、土樽に降りたら日差しが差していて、山頂が吹雪いていることを感じるものは何もありませんでした。
蓬峠からの道が合流する手前から舗装道路の上を歩くのですが、相変わらず舗装道路は苦手で、すぐにあごを出します。茂倉新道のきつい下り道よりも、このわずか30分あまりの車道歩きの方が長く感じました。
土樽駅に着いたのが午後1時37分。午前11時13分に出発をしたので、2時間34分で着いたことになります。
次の上り電車の来る午後3時20分まで2時間近く待ちました。