公共機関を利用して西沢渓谷から入山、甲武信ヶ岳に登ってから十文字峠まで北上して秩父湖に下った1泊2日の山旅です。
今年はよほど雨に祟られているのか、完全な雨男となりました。
先日の谷川岳登山の吹雪で懲りたので、今回は天気図をよく見てから、雨が降らない確率の高い2日間を登山に当てたのですが、2日目は早朝から雨降りの天気となって仕舞いました。
西沢渓谷行きのバスは、塩山駅と山梨市駅の2箇所から出ているのですが、運営母体が違っています。山梨市駅発西沢渓谷行きのバスは山梨市市営のバスで、塩山駅発西沢渓谷行きのバスは山梨交通のバスです。
始発駅も違えば、運営母体も違っているので、時刻表も当然ながら別々です。今回の登山では、塩山駅発西沢渓谷行きの山梨交通のバスを利用しました。
7時過ぎのJR高尾駅発甲府行きの電車に乗って塩山に行きます。
今年はずっと4時起床、5時過ぎの高尾駅発松本方面行きの電車に乗っていたので、この電車はかなり朝がゆっくりと出来ました。
塩山駅から西沢渓谷に向かうバスはほぼ満員で、立った乗客が出るのではと思うほどでした。バスは、おそらく旧道の集落内を縫う様に走っているので、時間がかかる割に先に進みません。それと、当然の様に状況客もありません。乗っているのは全員、登山客だからです。
乾徳山登山口で半分の乗客が降りたので、乾徳山の人気の程が分かりました。乗車した当初は、乗客の大半は甲武信岳か雁坂峠に登るのだろうと勝手に思い込んでいました。
乾徳山登山口から先は、バス停で一人二人と登山者を下ろして行きます。
地図で見てみると、大菩薩連嶺の登山口があったり、乾徳山登山の別ルートがあったりするバス停でした。
西沢渓谷に着くとまだ本格的な紅葉のシーズン前というのにハイカーがあふれていて驚かされます。登山者も多く、その大半は自動車で西沢渓谷までやってきているようです。
徳ちゃん新道を使って甲武信岳に登りましたが、登りで多くの登山者を追いこした他、下ってくる登山者ともたくさんすれ違いましたが、甲武信岳を過ぎて、十文字峠までの区間は一人の登山者にも出合いませんでした。
翌日、白泰山の尾根道を秩父湖に降りましたが、週末なのにすれ違ったのは二組だけでした。