地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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道坂トンネル登山口 | 06時14分 | ||
道坂峠 | 06時32分 | 18分 | 18分 |
御正体山 | 09時20分 | 168分 | 2時間48分 |
御正体山(休憩) | 09時39分 | 19分 | 19分 |
石割山分岐 | 11時25分 | 106分 | 1時間46分 |
大棚ノ頭分岐 | 12時17分 | 52分 | 52分 |
菰釣山 | 14時58分 | 161分 | 2時間41分 |
菰釣山(休憩) | 15時09分 | 11分 | 11分 |
菰釣山避難小屋 | 15時24分 | 15分 | 15分 |
水場往復 | 16時17分 | 53分 | 53分 |
一日の歩行時間 |
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10時間3分 |
日付:2012/11/08 |
昨日下った道坂峠の道を登り返しますが、昨日は長く感じた坂道がとても短いことが分かりました。道坂峠から御正体山までは所々に急な坂道がありますが、なだらかな傾斜も多く、明るい雰囲気の道です。
道坂峠の上に出ると、峠の樹木はは朝焼けでオレンジ色に染まっていました。峠から御正体山まではだらだらとした上り坂が続きます。時折、忘れた頃にきつい傾斜の斜面に出くわします。
樹木で覆われている尾根の上の道を歩きますが、殆どの広葉樹の葉がすでに落ちているので、眺望が効きます。
右手に富士山、左手に丹波山地が見られます。
御正体山の頂は皿を伏せたようななだらかな場所で、山頂標識の周りは樹木が切り払われているものの、山頂全体は樹木で覆われているので眺望はありません。都留市からの登山道が山頂で合流しています。広場上の山頂には、複数のベンチやテーブルが置かれているので、まとまった人数が休憩を取れます。
御正体山の南面はやや急斜面です。200mほど高度を下げると傾斜は緩やかとなり、緩やかなまま石割山分岐に至ります。
北面の道に比べると眺望は殆ど無いのですが、一カ所だけ、送電線の鉄塔の下が展望台となっていて、富士山や丹波山地など四囲の眺望が遮るもの無く得られます。
御正体山の稜線から見る富士山は大きく、山頂に積もった雪を踏み固めた登山道まではっきりと見えます。
11月上旬と言うものの丹沢の山はまだ暖かく、登山道の脇にはリンドウやトリカブトの紫色の花を見ることが出来ます。
紅葉も山頂付近は葉が落ちていますが、中腹から山裾にかけてはまだ色づいた葉が残っていて、目を楽しませてくれます。
道坂峠を越えて大棚ノ頭の稜線に出ます。
大棚ノ頭から菰釣山(こもつるし)までは、小さいが傾斜のきついピークを幾つか越えて行きます。
あまり登山者の歩いていない道の様です。ベンチやテーブルがピークの幾つかに置かれていましたが、大半は朽ちかけていました。
菰釣山に登って行く途中、怒鳴る声が谷から聞こえてきます。
複数の怒鳴り声が聞こえるので、いったいなにが起きているのが不安になったのですが、陸上自衛隊の演習でした。
山頂に着いてから声のする方を見ていたら、緑色の迷彩服を着た自衛官が1人、2人と森からはき出されてきます。大きなザックは縦走登山のそれと容量は変わらない様です。登山ならザックですみますが、彼らは鉄砲や無線機など様々な装備を身につけていて重そうです。
先任下士官らしい人に話を聞くと、「装備は20kg以上」はあるそうですが、特に重い装備では無いそうです。
菰釣避難小屋はなだらかな斜面に建っていました。
2/3が土間で、中央に大きなテーブルが置かれています。1/3が板の間で、就眠スペースのとなっています。
建物の大きさの割に就眠スペースが小さいのは、この小屋が休憩小屋を兼ねているからでしょう。
トイレは無いので、携帯トイレの持参が必要です。
水は稜線から道志に15分ほど下ったところを流れる沢から汲み上げます。
荒れの目立つ急勾配の道で、往復するのには少し体力が必要です。
この日、菰釣避難小屋への到着が予定よりも遅かったのでこの小屋に泊まることにしたのですが、もう少し早く着いていたとして、水を汲みに下っていたら、体力と時間を消耗して、結局、菰釣避難小屋に泊まることになったでしょう。