第4日目 檜洞丸-蛭ヶ岳-丹沢山-塔ノ岳-大倉

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行程

地名到達時刻所要時間
犬越路06時03分
檜洞丸08時17分134分2時間14分
蛭ヶ岳11時14分177分2時間57分
蛭ヶ岳(休憩)11時31分17分17分
丹沢山12時56分85分1時間25分
塔ノ岳13時55分59分59分
塔ノ岳(休憩)14時04分9分9分
大倉バス停16時14分130分2時間10分
一日の歩行時間
10時間11分
日付:2012/11/10

山行記

檜洞丸

昨日歩いた大室山から犬越路にかけて登山者がちらほらと見られる様になりましたが、蛭ヶ岳や塔ノ岳の山頂の人の多さには驚かされます。

早朝、犬越路から登って行くと、西に朝日に染まる富士山が見えます。
この日の朝も、雲が無い晴天です。
檜洞丸の登りは西がわの眺望のよい道で、時々振り返っては富士山や西丹沢の山並みを楽しみます。

犬越路から檜洞丸にかけての登山道は高低差があり、岩場が連続します。クサリが設けられているので危険はありませんが、岩の表面の凹凸が少なく、手がかり足がかりになりにくい道です。
岩場は、雨が降ってぬれていたり、霜が降りていたりすると、滑りやすくなるのでやっかいかもしれません。

犬越路から見上げた檜洞丸は高くて立派な山でしたが、登り道は岩が多く急峻な区間もあって上ったという充実感が味わえます。
山頂は疎林で眺望が得られます。山頂を少し丹沢山の方に下ると青ヶ岳山荘があります。屋根も壁も青色のトタンで葺かれた建物です。
8時過ぎに着いたのでもう泊まり客はいないのでしょう、深閑としていました。

蛭ヶ岳

檜洞丸から蛭ヶ岳までの道もヤセ尾根で、クサリ場や階段が数カ所あります。
崩落した尾根道に土を盛って、突き固めた道もあります。危険と言うほどの箇所はありませんが、緊張感を持って歩かないと事故に合いそうです。

中間点にあるピークの臼ヶ岳に登ると、蛭ヶ岳がよく見えます。
高さがやや物足りないですが、根張りのどっしりとした立派な山です。山全体が木で覆われているのですが、殆どが落葉樹の様で、枯れ木の茶色い色が山肌の色でした。シミの様に赤や黄の樹木が残っています。

蛭ヶ岳の登りは笹で覆われた斜面で、広い視界があります。
東に向かって登っているので当然なのですが、西がわに眺望があります。風景の最奥には南アルプスの連嶺も見られるのですが、冠雪の富士山があるので目立ちません。

長い蛭ヶ岳の登り道を詰めると山頂でしたが、人の多さに登るのがためらわれるほどでした。
頂は広やかで十分なスペースがあり、眺望はすこぶるよく360度のパノラマが楽しめるとあって、登山者やハイカーの格好の目標となっているようです。
檜洞丸まで足を伸ばす登山者は少ないようで、大抵は蛭ヶ岳が目的の様です。

下山

蛭ヶ岳までわずかの登山者としか出会わなかったのが、突然に行列を作って歩く様な登山道に出てしまったので違和感があります。蛭ヶ岳から丹沢山までは笹で覆われた尾根道で眺望が良く、高低差もあって歩きごたえもある道です。
稜線の東がわと西がわの平野部は市街地となっていて、山深い西丹沢から歩いて出てくると、山が市街に隣接していることに驚かされます。

登山者の多いのは丹沢山辺りが最後です。丹沢山の南にある塔ノ岳はハイカーの世界で、登山の格好をした人は希にしかいません。
塔ノ岳は広い山頂の山ですが、人に覆われていていました。

塔ノ岳から大倉までの下り道は、ハイカー向けの楽な道と思っていたら、傾斜が厳しく岩が露出していて、以外にきつい道でした。
多くのハイカーが下るのを見て、ハイキングの装備で良く下れるものだと関心をしてしまいます。

大倉のバス停では多くのハイカーがバスを待っていました。
乗客が多い山らしく、1台のバスが出発すると、すぐに2台目のバスが入ってきて、積み残した乗客を乗せて走り出しました。

地図

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