地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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奥多摩駅 | 06時07分 | ||
登山口 | 06時57分 | 50分 | 50分 |
六ツ石山 | 09時29分 | 152分 | 2時間32分 |
鷹巣山 | 11時09分 | 100分 | 1時間40分 |
七ツ石山 | 13時35分 | 146分 | 2時間26分 |
雲取山 | 15時18分 | 103分 | 1時間43分 |
一日の歩行時間 |
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9時間11分 |
日付:2013/06/30 |
奥多摩駅から石尾根までは車道歩きです。2.7kmほど舗装道路を歩くと登山口が現れます。車道も大変な坂道で、途中に見られる民家の住人は、車の出現前には歩いて氷川とのあいだを登り下りした事を考えると、むかしの人の健脚ぶりが想像できます。
登山口から六ツ石山までは急坂道で、1135mの標高差を一気に登ります。広葉樹の自然林の多い石尾根の道ですが、登り初めは杉と檜の植栽林が多く見られ、前日の雨の影響でところどころは道がぬかるみとなっていて足の踏ん張りがききません。
天候は曇りで深いガスが石尾根を覆っています。
奥多摩駅の午前6時の気温は18℃。半袖では肌寒いくらいでしたが、六ツ石山の登りにかかると汗が噴き出してきました。
将門の馬場から尾根道に入り、一高一下を繰り返します。
ガスで視界が聞かないためか、前回歩いたときよりも道が険しく感じます。殆どの登山者は巻道を通るので、尾根筋の道はところどころ踏み跡程度となっていました。
前回歩いている時には気がついた城山や水根のピークも今回は見落としてしまいました。
鷹ノ巣山は巻道があるのですが、石尾根の上では七ツ石山と並んで顕著なピークなので、比較的頂を踏む人が多いようです。この日も先客が数名休憩を取っていました。
ガスで視界が効かず、眺望はありません。
鷹巣山避難小屋に下ってこの日最初の休憩を取り、大クビレの鞍部から日蔭名栗山の急斜面を登ります。将門の馬場から水根にかけての尾根道はまだしも踏み跡程度の道がありましたが、日蔭名栗山から高丸山にかけての尾根道は踏み跡すら見当たらない様です。大変な急斜面で、前日の雨でぬかるんでいて、草の根をつかんでよじ登るようでした。
この尾根道は防火線に設けられているので、前後の視界が広く、正面に雲取山に連なる尾根を見ながら歩けるのが魅力なのですが、今回はガスで眺望はお預けです。
千本ツツジのピークから大きく下って七ツ石山に登り返します。
七ツ石山のピークは、東の斜面は斜度が緩やかで高低差も少なく登りやすい道です。山頂から雲取山の峰へ下る坂は勾配がきつく、標高差も大きいようです。
ブナ坂に下ってこの日二回目の休憩を取り、小雲取の坂にかかります。
七ツ石山を過ぎると周りの樹木はカラマツが多くなり、小雲取の周辺はカラマツの純林と言っても良さそうな箇所もあります。
雲取山の山頂下には、鹿の食害を比較研究するために柵で囲われた一角が有り、カラマツの幼木がいくつか見られました。鹿はカラマツの幼木なら食べる様で、柵の外には幼木は見られません。
山頂には午後3時過ぎと、予定よりも1時間近く早く着きました。
平日でも混雑している避難小屋も、この日は誰も宿泊者がいません。静かな夜を過ごせました。
午後4時頃に雨が降り出し、本降りとなりました。