電車を利用して土合駅を起点に初日に白毛門、朝日岳に登り、二日目は茂倉岳、谷川岳、万太郎山を経、三日目は仙ノ倉山、平標山から三国峠に下った2泊3日の山旅です。
谷川連峰と言えば、トマの耳、オキノ耳、一ノ倉岳、茂倉岳の四つの近接したアルペン的な雰囲気を持つピークを指すことが多いですが、広義の意味では馬蹄形などと言われる東の白毛門、朝日岳から始まる山域から、谷川岳を中心にして、西に延びる万太郎山、仙ノ倉山、平標山までを含めることもあります。
谷川岳に登るのは3回目ですが、広義の谷川連峰を7月の3連休を利用して端から端まで歩いて来ました。
初日は、土合駅を出発して白毛門の山頂までの長く急な坂道を登ります。白毛門から朝日岳まではノコギリの歯の様に小ピークがいくつもあって登り下りをしながらたどり着きます。朝日岳から清水峠までは一途の下り道です。清水峠の白崩避難小屋に宿泊しました。
二日目、清水峠から七ツ小屋山を越え蓬峠に至り、この峠から茂倉岳までがこの日一番の登り坂となります。茂倉岳から谷川岳にかけての稜線はあいにくの深い霧で眺望は得られませんでした。谷川岳から万太郎山を経て越路避難小屋に泊まりました。
三日目、毛渡乗越から仙ノ倉山までは岩場がある難路で、道も草で覆われていて定かで無い区間もあります。気温も10℃にまで下がり、北東から横殴りの雨風が吹き付けます。仙ノ倉山から整備された道で遊歩道的となって歩きやすくなり、平標山を下ると、標高が下がったことで風も収まりました。三国峠から進路を東にとって猿ヶ京温泉に向かい、ヤマヒルに喰われながら下山しました。