地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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鉄山避難小屋 | 04時52分 | ||
箕輪山 | 05時42分 | 50分 | 50分 |
新谷地温泉登山口 | 08時05分 | 143分 | 2時間23分 |
幕川温泉 | 09時33分 | 88分 | 1時間28分 |
幕川温泉(休憩) | 10時00分 | 27分 | 27分 |
鳥子平登山口 | 11時24分 | 84分 | 1時間24分 |
東吾妻山 | 13時41分 | 137分 | 2時間17分 |
浄土平ビジターセンター | 15時19分 | 98分 | 1時間38分 |
吾妻小富士一周 | 16時14分 | 55分 | 55分 |
酸ヶ平避難小屋 | 17時11分 | 57分 | 57分 |
一日の歩行時間 |
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12時間19分 |
日付:2013/08/06 |
鉄山避難小屋から箕輪山までの道は、ハイマツや灌木の間の切明道でしたが、取る人が少ない様で、かき分けないと先に進めません。
昨日から夜半にかけて降った雨が木の葉に溜まっていて、足元から腰にかけてを濡らします。
箕輪山から土湯峠までは急坂道で、廻りの樹木の丈も高くなり、視界を隠しています。泥の坂道で滑りやすく、道は雨水に深く削られています。
土湯峠の北側の数軒の温泉は、秘湯と聞いていたので古民家風の素朴な山ノ湯を想像していたのですが違っていて、近代的な建物の温泉宿でした。雲に隠れてよく見えませんでしたが、鬼面山の山頂からこれらの温泉から吹き上がる水蒸気が見えました。
温泉宿の廻りにベンチなどの休憩施設があることを期待していたのですが、そういった施設は皆無でした。鷲倉温泉の北を遊歩道が通っているので、車道よりはましと思って歩いたのですが、大して面白い道では無く、中途半端な池があったりするだけで、体力を消耗するくらいなら車道を歩いた方がましでした。
新谷地温泉、鷲倉温泉から幕川温泉までが車道歩きとなります。私道を歩いている内に雨が降り出し、幕川温泉に着いたときが雨量のピークで30mm/h位の降りだったようです。
幸い、幕川温泉の宿の前に東屋があったので、ここで雨が小降りになるまで休ませて貰いました。天候の悪いときに、こうした東屋や避難小屋があると、体力の消耗を押さえることが出来ます。
幕川温泉の二軒の宿の間に登山口があって、幕滝までの遊歩道と指導標が立っています。この道を進むとすぐに分岐があって、左に折れます。
分岐から先は踏み跡程度の道となり、ところどころ道が雨水で流され不明瞭となっていたり、草や笹で道が覆い隠されていたりして、不安にさせられます。
鳥子平に出る頃に雨が上がったものの、激しい雨だったので、東吾妻山の登山道は沢とかしていました。
晴れていれば大した道では無いのかもしれませんが、沢登りに近い状態の登山道はなかなか先に進めません。
最も、大雨で都合の良いことも有り、飲み水が不足すると、流れから水を浄水器に汲んで濾過して飲むことが出来るので、飲み水の心肺をする必要はありませんでした。
浄土平にいったん降り、休憩を取ってから吾妻小富士のカルデラを廻ります。浄土平から見上げるととりとめの無い岩壁の様な吾妻小富士ですが、噴火口を見下ろすカルデラに登ると、なかなか迫力があります。
これだけ手軽にほぼ円形のカルデラが見られるのは、全国的にも珍しいでしょう。浄土平から火口壁までは5分ほどで登れます。
酸ヶ平避難小屋には水場が無いので、浄土平で汲んできます。
その代わり、トイレが併設されているので、携帯トイレの必要がありません。
小屋の作りはやや変わっていて、屋内は土間となっていて、壁面にベンチ程度の木の板が水平に設けられています。幅が狭いので寝ることは難しい様です。一番奥の板だけが2枚分の幅があって、シュラフを使って寝ることが出来ます。木の上で寝られる人数は2名が限度のようです。土間にシートを敷いて寝るのなら、15名程度は収容できそうです。