地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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焼山山荘 | 04時32分 | ||
後生掛温泉 | 06時04分 | 92分 | 1時間32分 |
後生掛温泉(道迷い) | 06時19分 | 15分 | 15分 |
大深温泉 | 07時05分 | 46分 | 46分 |
八幡平 | 09時12分 | 127分 | 2時間7分 |
見返峠 | 09時34分 | 22分 | 22分 |
見返峠(休憩) | 09時58分 | 24分 | 24分 |
大深山荘 | 13時25分 | 207分 | 3時間27分 |
三ッ石山荘 | 16時20分 | 175分 | 2時間55分 |
一日の歩行時間 |
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11時間48分 |
日付:2013/08/17 |
早朝、外に出てみると深い霧が山を覆っていた。
日の出前にヘッドライトを使いながら歩くと、ライトの光が霧に反射してなにも見えないので、明るくなるのを待ってから出発をする。
焼山山荘から後生掛温泉までは緩やかな下り道。ハイキングが盛んなのか、それなりに整備されていた。後生掛け温泉から登って来たハイカーとすれ違う。
後生掛温泉は大きな建物が幾つも連結している。登山道は温泉の建物と建物をつなぐ廊下を歩くのだが、その道順が分からなくて右往左往をしてしまった。
後生掛温泉の噴気口の上に茶店があって、ここに水場があった。
後生掛温泉から大深温泉までの道は緩やかな登りだが、整備はそれほどされていない。途中で熊らしい糞を見つけた。
距離は短い。廻りの樹木はブナが目立つ。
大深温泉からは、いったん車道を歩いてから、登山道に入り直す。
八幡平アルピーテラインはワインディングロードなのでライダーに人気が高いらしく、爆音をとどろかせて走るバイクが早朝から多くいる。
大深温泉から八幡平までの道はオオシラビソに囲まれている。眺望は無く、単調に登って行くつまらない道だ。蒸け湯から長沼を経て八幡平に登る道の方が変化に富んでいて面白い。
八幡平の山頂からは石畳の道に変わり、観光客の世界となる。深い雲に覆われてるこの日の八幡平は、観光には向かないのだが、多くの観光客が見返峠から登ってくるのにすれ違う。
見返峠から車道を南に15分ほど歩くと、裏岩手連峰縦走路の登山口がある。
霧が深くて山容は容易に分からなかったが、希に晴れるとなだらかな円錐形の頂が見られる。鍋の蓋を伏せた様な形の山が八幡平から南の端の三ッ石山まで続いている。これだけなだらかな山ばかりが連峰を作っているのも珍しい。
畚岳(もっこ)は山頂と縦走路を往復する。
諸桧岳(もろび)は山頂で縦走路が直角に折れる。
嶮岨森(けんそ)は、なだらかな山肌の上に載っている頂だけが岩がごつごつしていて他の山とは異なる印象をもっつ。嶮岨森とは上手くつけた山名だと思う。
どの山の山頂も樹木は無く、晴れれば岩手山を一望できるので眺望は良さそうだが、これだけ雲が厚いとなにも見えない。
この縦走路には、山と山のあいだの鞍部に池が沢山存在している。八幡平の八幡沼やガマ沼は火口湖だが、この辺りの池は火口湖ではなさそうだ。直径が100mを越える以外に大きな池も見られる。
松川温泉から入山をするのか、10名ほどの登山者とすれ違った。
勾配が僅かしか無い道なので、速いペースで歩くことので切る道という点で人気があるのかもしれない。
大深山からかなりの急坂道を鞍部に下り、小畚岳に登り返す。この日、唯一と言って良い急な勾配の道歩きだ。幸いしたのは大深山の標高が1541m、小畚岳の標高が14367mと先にある方が低かったことだ。
三ッ石山を下って湿原の中に入ると、三ッ石山荘が見えてくる。池の畔に建てられた無人の避難小屋だ。
先に見た大深山荘と同様になかなか立派な作りの小屋で、薪ストーブも据え付けられている。二階建てで30名から40名くらいの収容能力があるだろう。
水場は歩いて3分ほどのところにあったが、水が細くて十分な量を確保できなかった。
500mlのペットボトルと水がしたたり落ちるところにおいて、1時間ほど待ったが一杯にはならなかった。