初日は霧降高原から入山して女峰山・大真名子山を越え志津小屋泊。二日目、太郎山・日光湯元を経て白根小屋泊。三日目、日光白根山・温泉ヶ岳を経て鬼怒沼小屋泊。四日目、鬼怒沼山・尾瀬沼・沼山峠を経て檜枝岐村七入に下山した3泊4日の山旅です。
この山旅を思いついたのは昨年の夏頃、南と中央のアルプスの縦走を終えて北アルプス縦走の山旅の準備をしているときだった。北アを歩いた後の山旅の一つとして、1週間前後歩ける山域を探しているときに、日光連山から尾瀬・檜枝岐に抜け、檜枝岐から会津駒、尾瀬を経ればルートを長く取れば何とか1週間の山旅が実現できそうだと分かったからだ。このため、この山旅は日光連山・尾瀬・檜枝岐縦走の3泊4日の旅と、会津駒・尾瀬縦走の2泊3日の山旅の二つに分かれている。
宇都宮に生まれ育った人の母なる川は鬼怒川で、たいていの人はその源流が鬼怒沼にあると言うことまでは知っているのだが、その鬼怒沼を見たという人は滅多にいない。大変な山奥にあると言う印象だけが深く刻まれている。
今回の山旅の主役は鬼怒沼で、以前から歩きたいと思っていた女峰山、小真名子山、大真名子山、太郎山の稜線の山道を加えた。男体山を割愛したのはこの山を組み入れると半日無駄な空き時間が出来るからだ。その代わりに避難小屋があることもあって日光白根山を行程に組み入れた。