第1日目 日原-富田新道-雲取山-三条の湯-お祭り

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行程

地名到達時刻所要時間
東日原バス停06時54分
富田新道登山口08時56分122分2時間2分
雲取山12時26分210分3時間30分
雲取山(休憩)12時51分25分25分
三条の湯14時29分98分1時間38分
三条の湯14時40分11分11分
お祭りバス停16時52分132分2時間12分
一日の歩行時間
9時間58分
日付:2013/10/12

山行記

日原川沿いの長い車道歩き

東日原バス停で降りてから、登山道まで長い車道歩きが待っていた。富田新道の登山口まで距離はおおよそ10km、標高差は400mある。

3連休の初日、人気の高い雲取山なので、車道を通る登山者の車が多いと思っていたが、殆ど登山者の車は走っていなかった。
雲取山に登る登山者の殆どは、鴨沢か三条の湯から登るので、日原川沿いから登る富田新道や唐松谷林道はもともとの登山者が少ない上に、車で移動をして入山をする登山者の殆どは、日の出の時間には登山口に着いているので、電車とバスを乗り継いだ時間にはすでに歩きはじめているから、車で移動はしていない時間だった。

日原林道は、歩き始めの上り勾配はなだらかだが、進むにつれて徐々にきつくなって行く。車道歩きと良いながら、それほど楽な道では無かった。
天祖山の登山口のある八丁橋のゲート前には、5、6台の車が止まっていた。

富田新道

日原林道から左下の渓谷に下る歩道が現れる。富田新道の入口には自転車が一代おかれてあった。往復する登山者が林道歩きの区間を自転車で移動するためだろう
約1000mの標高がある登山口から936mの日原川に架かる吊り橋までいったん下るのがもったいない。吊り橋を渡って少し登ると唐松谷林道との分岐に至る。分岐の指導標には「唐松谷林道危険」等の落書きが見られる。噂では唐松谷林道は危険な道と言われているが、ここを通って雲取山に登った人の話をこの後聞いてみると、良く整備されている歩きやすい登山道だったそうだ。風説というのは当てにならないこともある。

富田新道を上るのは二回目だが、山の中腹までがブナなどの広葉樹林、登るに従いシラビソにダケカンバの混じった針葉樹林にかわる。晴天だったこともあるが、太陽の光が林床にまで降り注いでいるので、樹林の中ノ道と言っても暗さはない。

小雲取山で石尾根縦走路に合流するが、ここから山頂までが眺望の楽しめる区間だ。左手に富士山が長い裾を引いているのが見えるが、黒々としていて雪を頂いていなかったのが以外だった。今年は暖かいのか、降雪が遅れている様だ。

雲取山

三連休の初日とあって、雲取山の山頂は多くの登山者が登っていた。何人かは小屋泊まりの装備を背負っている。

雲取山の点は、山頂で休憩を取る人よりも、やや離れた所にある避難小屋の周りの岩の上で休憩を取る人の数の方が多い点だろう。景観はどちらも良く、腰掛けられる岩の数もさほど違いは見られないから、休みやすい雰囲気を小屋の周りが持っていると言うことなのだろう。

後山林道

山頂から三条ダルミまでは急坂道で、道はジグザグに切られている。
三条ダルミから三条の湯まではなだらかな坂道だ。途中岩場があって桟道が設けられているが、雨で桟道の表面が濡れていなければ危険性は無い。

三条の湯には午後2時40分に着いたが、すでに多くの宿泊客が食堂や休憩室にたむろしていた。小屋の前のベンチを借りて休憩を取っているあいだも、ひっきりなしに宿泊者が受付を済ませて行く。

聞き耳を立てていた訳では無いが、何となく耳に入った会話は、おおむね山の中の温泉に魅力を感じて三条の湯に宿泊をしている様だ。三条の湯の方も、山の中の温泉を売りにしているらしい。
確かに、山歩きの途中で浸かる温泉は格別の良さがある。

三条の湯から30分ほど下ると後山林道にでる。
今日のルートの中では、唯一初めて通る道になる。

この林道は車道だが、山と高原の地図や三条の湯のホームページなどには、落石のため通行止めと書かれてあった。
歩いて見ると、落石はすでに取り除かれている様で見当たらなかったが、土石流で流されたらしい橋の付け替え作業を行っている箇所があったりするので、もうしばらく一般の自動車の通行は出来ないだろう。

もっとも、通行できたとしても駐車スペースがほとんどないので、登山者が車で乗り入れるのは現実的ではなさそうだ。
車の止められる台数は、見たところ、林道の行止地点に5台から6台ほど、片倉谷のゲート前に2台か3台。片倉谷のゲートのやや手前の路肩に10台ほど。

この日は林道歩きが登山道よりも多く長かったせいか、あまり歩いていないにもかかわらず疲労が大きい。
後山林道の中程まで歩いて、バテてしまった。

お祭り

奥多摩から丹波山にかけては魅力的な字が多いのが嬉しい。奥多摩町最奥の集落の「留浦(とずら)」や、丹波山村の字の「お祭り」、「丹波(たば)」などだ。
いずれも当て字だと思われるので、漢字から意味を詮索しても無駄だとは思うのだが、お祭りなど字面も面白い。

お祭りのバス停に着いたのが午後5時前。時刻表を見ると1時間ほど待てば丹波行きのバスが来るというので、丹波まで歩くのをやめてバスを利用することにした。

地図

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