前回歩いた那須岳は、大峠から三斗小屋、峠の茶屋の区間の残雪の量が中途半端だったので、大変に歩きにくくなっていました。沢の上の残雪は人が乗って渡ろうとすると沢底に突き抜けて足を濡らし、谷から尾根に登る斜面の残雪は半分くらいが融けるか薄く僅かに残っているくらいなのでアイゼンを着けて登るには雪の量が少なく、と言ってアイゼン無しでは雪のある区間で立ち往生してしまい、小まめにアイゼンを着脱しなければならない煩わしさがありました。
こうした状況なので、一月くらい掛けて残雪が融けきることを待つことにして、一月ぶりに那須岳を歩いて見ました。
期待していた高山植物の花は三本槍ヶ岳-大峠のショウジョウバカマと、大峠-三斗小屋のスミレ以外は点々と咲いているくらいでしたが、半年ぶりに見る山の花は目にまぶしいものでした。