昨年末から体調を崩してしまい一月ほど寝たり起きたりの状態が続いていました。1月下旬にようやく普通の生活が出来る様になりましたが登山などの運動はまず無理でした。
そこで2月いっぱい、自宅周りを軽くジョギングしたり自転車で軽く流してみたりと体の筋肉と心肺を活動的にならしてきたのですが、もう大丈夫だろうと言うことで茶臼岳に登って来ました。
人は動かない日を送ると毎日毎日筋肉の0.7%を喪失するので、一月以上も殆ど体を動かさなかったので、足の筋肉の二割くらいは無くしてしまったと想像していました。
昨年までのわたしにとっての茶臼岳は登山の対象と言うにはあまりに小さかったので、三本槍ヶ岳や南月山などあちこちを歩き回って時間が余ったときの時間調整のために登るピークでしたが、今回は山頂に立てるかどうかにも不安がありました。
大丸温泉から峠の茶屋県営駐車場、峰の茶屋避難小屋、茶臼岳山頂と区切りがいくつかあるので、体力と相談をしながら無理ならそこから引き返すという計画を建てました。
天候は晴れ一時曇りの予想が立てられていましたが、山岳気象は平野部のそれとは異なるので、念のために氷点下20℃、風速20m/s以上の暴風雪のもとでも活動できる服装・装備を持って行ったのですが、これは過剰でした。
多少風がありましたが常に日差しが差していたので暖かく感じます。風速は6-12m/s位でしょう。瞬間的に15-18m/s位吹いたと思いますが、立っていられない状態は一度も無く、歩くのに進めない状態も瞬間的な突風が吹いた一瞬だけでした。
気温は出発時が-6℃、以後、峰の茶屋避難小屋の室温が-5℃、茶臼岳山頂が-6℃と、暖かな一日でした。
午後2時の那須湯本温泉の路上の温度計は+5℃を表示していました。