地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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大丸温泉 | 09時01分 | ||
峠の茶屋県営駐車場 | 09時55分 | 54分 | 54分 |
峰の茶屋避難小屋 | 11時05分 | 70分 | 1時間10分 |
茶臼岳山頂 | 11時59分 | 54分 | 54分 |
峰の茶屋避難小屋 | 12時35分 | 36分 | 36分 |
峠の茶屋県営駐車場 | 13時08分 | 33分 | 33分 |
大丸温泉 | 13時35分 | 27分 | 27分 |
一日の歩行時間 |
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4時間34分 |
日付:2015/03/14 |
車道は大丸温泉までで、そこから足で峰の茶屋、茶臼岳に登って行きます。
昨年の12月中旬が最後の那須岳登山なので、以後の様子が分からず、どの程度の登山者が茶臼岳に登っているのか、雪道はどの様にルートを付けられているのか、気にかけながら登りました。
最初に気がついたのは、この日は数週間ぶりの週末晴れの日だったのですが、それで多くの登山者が出張って来たと言うことです。それ以前にも登山者が登っていたようですが、人数はあまり多くなかったようです。
というのは、大丸温泉から峠の茶屋県営駐車場まで車道を縫う様に歩道が着けられているのですが、その行きを固めて付けられた歩道が人の足形をまだしていて、ところどころは不鮮明だったからです。多くの登山者が恒常的に歩いている登山道なら、少々行雪が積もっても、道が不明瞭となる事はありません。
昨年(2014)のロープウェーの開通は3月下旬だったはずですが、この日、歩いた感想からは、まだ残雪が多くてロープウェー山麓駅周辺の除雪もままならない状態のようです。駐車場と道路は除雪されていますが、周囲の遊歩道などはまだまだ雪に覆われていました。
また、茶臼岳山頂の雪はタップリと残っていて、殆どが凍結しているので、例えロープウェーで登れても、山頂付近を歩くのにはアイゼンとピッケルが必要で、それを使いこなせる技術が必要なので、観光客が歩くにはまだまだ無理でしょう。
峠の茶屋県営駐車場から峰の茶屋までは、中間点の森林限界付近までは柔らかい雪で覆われていて、道がある程度踏み固められていましたがワカンを履いて歩いた方が楽でした。ただし、下山時にはワカンが入らなくなるほど固く踏み固められていました。
森林限界付近を越えてからはカチンカチンに凍っていたのでアイゼンに変えます。
以後、山頂までアイゼンを履き通しました。
峰の茶屋避難小屋で休憩を取りましたが、アイゼンの脱着が面倒なのか、室内に入る登山者は少なく、わたしは一人で休んでいて他の登山者は避難小屋の風下で休んでいました。
峰の茶屋から隠居倉、大倉山-三倉山の稜線が雲から現れてよく見えたのが収穫でした。下山時には雲で隠されていました。
足元を見ると、雪に埋もれた那須岳避難小屋の黒っぽい屋根が見えました。機会があればこの季節に一泊したい小屋です。
峰の茶屋から氷の尾根を登り、山頂の溶岩ドームと、過去の火山の残りの火口壁の間のちょっとした平原に出て、そこから山頂の斜面に取り付きます。
この平原に出る直前にちょっと悪いところが有って、45度以上の傾斜の氷の斜面を横切らねばなりません。アイゼンの爪が立つので、慎重に歩けばまず滑落することは無いですが、油断をして歩くと下に落ちるでしょう。
平原からいよいよ溶岩ドームに取り付きます。
斜面を斜めに登って行きます。堅く締まった雪、というよりは凍りに近くアイゼンを履いていれば歩きやすいですが、ところどころ、氷の下に空洞が出来ていて、踏み抜いて足を捻挫しかねないこともあるので注意が必要です。
山頂の噴火口は右回りでも左回りでも距離や難易度は変わり有りません。わたしは一周をしてきました。
昨年の12月の登山では、風が強くて山頂ではとても休憩など取れなかったのですが、この日は風が穏やかだったので、山頂の岩陰で休憩を取っているグループもいました。