地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
---|---|---|---|
登山口 | 06時54分 | ||
平山 | 09時27分 | 153分 | 2時間33分 |
比麻良山 | 10時57分 | 90分 | 1時間30分 |
文蔵岳 | 11時32分 | 35分 | 35分 |
登山口 | 14時25分 | 173分 | 2時間53分 |
一日の歩行時間 |
---|
7時間31分 |
日付:2007/07/16 |
表大雪と共に高山植物の宝庫と呼ばれる北大雪の平山から比麻良山を経由して文蔵岳までを歩いてきました。
登山口から平山までは往復でも4時間はかからない手軽な登山を楽しめる山なので人気が高く、わたしが登山口についたときには休日と言うこともあて、車が多数停められていました。
一度、平山から文蔵岳を経由して白滝天狗岳まで縦走しようと計画をしたこともあったのですが、実際に白滝天狗岳に登ってみてみると、文蔵岳から有明山までの区間が平坦で面白味に欠けるので止めた経緯があります。
登山口から少し登り始めると、先行していた登山者に追いつきます。どんどん追い抜いて登って行くと第一雪渓にたどり着き、ここにお花畑がありました。黄色いエゾノリュウキンカの花は見事です。
第一雪渓、第二雪渓があり、雪解け水で潤された土地にチングルマやエゾコザクラソウ、エゾノツガザクラなどの花が咲いています。
山頂まで景観は全くありませんが、第二雪渓から森林限界を越えます。
第二雪渓を登り切り岩場を越えると、突然視界が開け、眼前にニセイカウシュッペ山、左手に表大雪の山々が一望できます。
山頂の稜線から平山の山頂間ではわずかの距離です。平山の山頂の標識から更に少し進むと、表大雪の山々が全くの遮蔽物無しで見ることが出来ます。
表大雪の展望ではニセイカウシュッペ山が有名ですが、わたしは平山からの方がやや距離が遠い分だけ美しいと感じました。
平山の山頂付近には、イワブクロ、タカネシオガマ、メアカンキンバイなどの大群生があります。
平山の山頂はハイマツに覆われていて、ハイマツの外縁にはミヤマリンドウが薄紫の花を付けていました。
不思議なのは、あれだけ多くの登山者が平山山頂には一人も登ってこないことです。平山は稜線の上の分岐から少しだけ南に歩かなければならないので、ここまではこないのかもしれません。
平山山頂から比麻良山、文蔵岳と森林限界を越えた稜線を歩きます。
花の種類は平山とは若干異なり、コマクサやイワブクロの大群生や、ウスユキトウヒレンの群生が見られます。エゾタカネスミレやエゾツツジもあちこちに花を咲かせています。
比麻良山の直前に平山連山の最高峰の無名のピークが有り、ここからニセイカウシュッペ山への縦走路が作られています。当日も1人、登山者が歩いているのが遠望できました。
雪をいただいたニセイカウシュッペ山は表大雪の景観に負けないほどの美しさを見せてくれました。
登山者が歩くのは大抵は比麻良山までなので、その先の文蔵岳へは人影はありません。登山道もはっきりとはついていないので、何度も道を間違えそうになりましたが、視界が広く天候も良かったので、迷う心配はありませんでした。
文蔵岳から1人、静寂の中で白滝天狗岳、ニセイカウシュッペ山などの景観を楽しんだ後、来た道を下りました。
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