北大雪と呼ばれる山域を代表する山が武利岳と武華山です。
武華山は国道39の石北峠から北に伸びる林道の行止に登山口があります。
武利岳は遠軽町(旧丸瀬布町)の市街から武利川に沿って南に延びる道道1070から分岐した林道の行き止まりに登山口があります。
武華山と武利岳は、国土地理院の1/25000の地図には描かれていませんが、稜線を結ぶ登山道があります。ただこの道は踏み跡程度の区間が多く、鞍部は藪に覆われていて、目印もはっきりとしません。
武華山がなだらかなおとなしい山容なのに比べると、武利岳はのこぎりの歯のような岩がむき出している岩峰です。
武利武華と呼ばれることの多い両山ですが、同時に登られることは少ないようです。
武利岳は武利川の源頭に、武華山は無加川の源頭にあるので、それぞれ川の名前を山名にしました。
ムカ、ムリの地名は北海道のあちこちに散在していますが、明確な語源は分からないようです。