地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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登山口 | 06時25分 | ||
ライオン岩 | 08時17分 | 112分 | 1時間52分 |
武華山 | 09時00分 | 43分 | 43分 |
武利岳 | 12時08分 | 188分 | 3時間8分 |
前ムカ | 14時34分 | 146分 | 2時間26分 |
登山口 | 15時58分 | 84分 | 1時間24分 |
一日の歩行時間 |
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9時間33分 |
日付:2007/07/19 |
石北峠を西から東に越えると、すぐに北に折れる林道の入口が現れます。
入口には大きく武華山林道と書かれた標識が立っていました。
林道の行止が武華山の登山口になります。
登山口から武華山までライオン岩コースを取りました。入口からしばらくは樹林の中の薄暗い道を歩きます。勾配は殆どありません。足下にはミゾホオズキやレイジンソウが咲いています。
東尾根コースとライオン岩コースの分岐があり、左に道を取ってライオン岩の下を通ります。分岐を過ぎると少しずつ勾配が出てきます。
ライオン岩の下には、エゾノツガザクラの群生があります。
ライオン岩に登ることが出来、岩の上にはチシマギキョウが咲いていました。
岩の受けからの眺望は、武華山よりも良く、大雪山の全景が見られます。
ライオン岩を過ぎると、岩の尾根道になります。ハイマツの中にウスユキトウヒレンなどが咲いています。
武華山の山頂には、あっけないほどの短時間で頂きにたどり着きました。
武華山から前ムカの稜線を中程まで進むと、武利岳までの縦走路の分岐があります。
特に標識などは出ていません。
鞍部に下ると、すぐに樹林帯に入ります。トドマツとダケカンバが多く見られます。
道は下るにつれ下草に隠されて見えなくなって行きます。最低鞍部にはシャクナゲの群生がありました。
鞍部からは、武華山からの下り道よりもやや急な坂を登ります。
道は笹で覆われていてはっきりしませんが、木の枝にピンクのテープのマーキングがあって、道迷いを防いでくれます。
獣道なのかどうか、谷に下る踏み跡を見つけました。マーキング無ければ迷い込むかもしれません。
約1600mほどの高さの岩稜に出ると、森林限界を越えます。
それまでの薄暗い道は無くなり、岩のヤセ尾根の道をたどります。足下にはエゾツツジの濃いピンク色の花が多く見られました。
岩のピークを一つ二つ越えても、先には鋭い岩稜が武利岳の山頂下まで続いています。
山頂下で、武利岳から下ってきた登山者とすれ違いました。
1709mピークから武利岳の斜面に取り付き、山頂下までこの坂は続きます。山頂は少し奥まったところにあります。
小さな岩の突起が武利岳の頂でした。
山頂下はイワブクロとエゾツツジの多いところです。
武利岳の頂の姿はとても素晴らしいですが、展望にはあまり恵まれていません。表大雪は、武華山が邪魔をして見えませんし、北大雪の山の姿はそれほど魅力的ではありませんでした。むしろ支湧別岳や白滝天狗岳から見た武利岳の姿が美しかったです。
復路、コルの登りの途中で足が粘っこくなってきました。登坂時間はさほど長時間ではなかったのですが、縦走路の急勾配が足に答えたようです。前ムカへの登りは何度も息を継ぎながら登りました。
前ムカから登山口まではわずかの距離と時間です。一気にかける様にくだり、登山口に帰り着きました。東尾根コースはライオン岩コースに比べると視界が狭く景観が楽しめません。道も単調な区間が多いです。
お薦めはライオン岩コースです。