地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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登山口 | 05時56分 | ||
ニセイカウシュッペ山 | 08時59分 | 183分 | 3時間3分 |
登山口 | 11時09分 | 130分 | 2時間10分 |
一日の歩行時間 |
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5時間13分 |
日付:2007/07/24 |
国道273号から林道に入ると、分岐には全てニセイカウシュッペ山登山口の方向を示した標識が立っているので、道を間違えることはありません。
林道の行止が登山口です。
登山口に置かれている入山届けを済ませてから登ります。
登り初めは平坦な道で、わずかな勾配があるだけです。道は直線的に設けられていて、森林軌道跡を利用したのではと思わせます。
樹林はダケカンバとトドマツの混交林です。
1kmごとにあと4kmと言うような林野庁の設置した道標が樹木にかけられています。
見晴台と書かれた一角があって、そこは木を切り開いて表大雪の方角を眺望できるようになっています。雲の下に表大雪の山容が見られましたが、この後は曇ってしまったので、山頂からは何も見られませんでした。
見晴台から大槍にかけては岩場とヤブコギの連続で、朝露に濡れた藪の中を歩いたために下半身がぐっしょりと濡れてしまいました。あわててカッパを着用しましたが、後の祭りです。幸い、透湿素材のゴアテックスのアウターと、速乾性のスポーツウェアを着ていたので山頂に着く頃には乾いていました。
森林限界を越えたのかどうか、高木は見あたらなくなり、灌木が茂る辺りにかかると、キンポウゲの仲間の花が多く見られます。ミヤマキンポウゲやチシマノキンバイソウ、カラマツソウなどです。
小さな群生はあちこちにありましたが、花の大きな群生は、山頂以外には見あたりませんでした。
山頂まで後1kmという標識のところで、表大雪の頂は雲に隠されてしまいました。この辺りが大槍ですが、岩峰は北に巻くので特に気を遣うほどの道はありません。
ニセイカウシュッペ山の山頂からは、南と西が雲に覆われていて、北と東に眺望がありました。
平山連山が間近く見えます。
山頂の植生は中腹と比べてがらりと変わっていて、登ってくる途中では見られなかった花ばかりとなります。目立つ群生を作っていたのは、タカネシオガマ、チシマギキョウ、ミヤマサワアザミでした。