2007年10月のトムラウシ山登山で壊してしまった左膝でしたが、トレーニングを積んで膝の周りに筋力をつけました。その結果、筑波山、男体山と登ってみて左膝に全く違和感がありませんでした。
そこで今回は、やや歩く距離の長い日光白根山の縦走を試みました。
湯本温泉から入山しましたが、前白根山までは人とすれ違うこともなく、階段を登るような急な登坂路を歩き、視界も鬱蒼とした樹木で何も見えません。これはつまらない山に登ってしまったのかなと後悔をした頃に前白根山の頂きにたどり着きます。
前白根山からの景観は、奥白根山を中央に配置していて、手前に五色沼、左右に稜線が引かれていて素晴らしいものでした。ここから奥白根山までは視界もあり飽きの来ないものでした。すれ違う登山者も目立って増え、日本百名山の一つとして、やはりそうとうの登山者がいることが分かりました。
奥白根山の登坂路にかかると、高山植物が咲いていて、目を楽しませてくれました。丁度黄色い花が満開で、咲き誇っていました。あざみはつぼみが開きかけていたので、翌週には満開となっているでしょう。山頂付近でコマクサを見たのには驚きました。北海道では見慣れた花ですが、本州でも見られるとは思っていませんでした。
奥白根山の山頂付近は東京の街中並みの人がいて、休む場所を探すのも大変なくらいです。山頂の写真を収めるのに順番待ちで、1分ほど待ってようやく人のいない山頂の写真を撮ることが出来ました。
山頂から金精峠へと下るルートは登山者は少ないようです。ほとんどが日光湯もと温泉か丸沼へと下って行きます。わずかに金精峠へのルートの途中にある五色山の分岐までは人とすれ違いましたが、この分岐以降は大人数のパーティー以外は人がいませんでした。
金精峠からはいつもの通り、マウンテンバイクで湯本温泉の駐車場まで下ります。登れば1時間以上はかかりそうな坂道ですが、下りは15分ほど走るとついてしまいました。
先日登った男体山と違って、日光白根山は以外に花が多く見られました。北海道の花ならば、ほとんどの種類を覚えているのですが、本州の高山植物などの野の花は全く知りません。良い機会なので、少し勉強しようかと思いました。