地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
---|---|---|---|
河原坊 | 09時08分 | ||
早池峰の山頂 | 11時12分 | 124分 | 2時間4分 |
東の無名のピーク | 12時10分 | 58分 | 58分 |
小田越 | 14時07分 | 117分 | 1時間57分 |
一日の歩行時間 |
---|
4時間59分 |
日付:2008/10/12 |
前日の夜に東北道を車で走ってきて、岩手県に入ってから車中泊をしました。
翌朝、寝坊をしたうえに、小田越の山小屋まで自転車を運んだので、河原坊の登山口に着いたのは登山をするには遅い時間でした。
早池峰に登った10/23は3連休の中日と言うことで、登山口の駐車場は満杯に近い状態でした。
幸い空きを見つけらたので駐車することが出来ました。
空には若干の雲が浮かんでいるものの、青い空が広がっています。
尾根の紅葉は終わったらしく、葉を落としている樹木が目立ちました。
登山口は河原坊を選び、沢沿いの道を登って行きます。以外に急峻な道です。
河原坊の道はやや濃い灰色の岩を歩きます。
樹木の殆ど見られない岩場が山頂まで続きます。わずかにハイマツの緑が見られる程度です。
早池峰は蛇紋岩(じゃもん)や橄欖岩(かんらん)などの超塩基性の岩の山です。蛇紋岩や橄欖岩はマンガンなどの金属を多く含んでいるので、一般的な植物が育ちにくく、独特の植生を持った山となることが多いようです。固有種はエーデルワイスの仲間の早池峰ウスユキソウがあります。
登頂には2時間ほどで到着しました。
岩の頂なので、視界が遮られないので、四囲の眺望が得られます。南に見えるなだらかで美しい円錐形をした山が薬師岳です。
山麓の早池峰神社から薬師岳、小田越、早池峰と縦走路が開かれているので、是非歩いて見たくなります。薬師岳の山頂から早池峰を正面に見ながら歩くのは、きっと楽しいでしょう。
眺望のよい頂なので、たっぷりと景観を眺めながら休憩を取りたかったのですが、休む場所を探すのも苦労したほど人が多くいて混雑をしています。怒鳴り合う様な話し声が山頂を覆い、週末の駅前と代わりがありません。おまけに移動式トイレの差し替えのためにヘリコプターがひっきりなしに山頂と山麓を、トイレをぶら下げて往復しています。この騒音もたまらないものです。
一通り、景観を見終えてから、小田越に向けて下りました。
山頂まで2時間あまりしかかかっていないので、歩いた気がせず、もの足りません。
地図を見ると、山頂から東に早池峰剣ヶ峰への往復できる道が整備されていると書かれているので、行ってみました。
人でごった返す早池峰の山頂と違い、早池峰剣ヶ峰とその先の無名のピークには人は1人もなく、静かな時間を過ごせました。
人がいなければ早池峰山の頂上の方が良いでしょうが、あれほど混雑すると静かなこちらのピークの方がわたしの性に合っています。
ピークを戻り、下山口は小田越を選びました。こちらも急峻な勾配で、岩がごろごろしています。
わたしは膝をかばいながら降りる訓練をしながら降りているので、歩く速度が遅くみんなに抜かされて行きます。今のところ、筋肉が十分に着いていないのでこれはやむを得ないでしょう。
小田越で自転車を預かってくれていた山小屋の方に挨拶をして、小田越から河原坊まで下りを楽々と走りました。小田越には駐車場がないので、登山者は全員、河原坊に車を止めているので、小田越に下山した登山者も舗装路を歩いています。そうした人たちを追い越すのは結構楽しかったです。
途中、早池峰剣ヶ峰に立ち寄ったりしたので、約6時間の登山となり、1週間の北東北旅行の初日の足慣らしとしてはまずまずの山でした。