地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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布川登山口 | 08時36分 | ||
塔ノ岳 | 11時31分 | 175分 | 2時間55分 |
丹沢山 | 12時37分 | 66分 | 1時間6分 |
塔ノ岳 | 13時49分 | 72分 | 1時間12分 |
布川登山口 | 16時53分 | 184分 | 3時間4分 |
一日の歩行時間 |
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8時間17分 |
日付:2008/11/21 |
入山したのは札掛のそばの、名のない登山口です。国土地理院の1/25000の地図には掲載されていたので、入口に間違いないだろうと判断をしました。できるだけ人が歩かないルートを取るというのがわたしの登山の癖のようです。
登山路は落ち葉で隠されていてほとんど分かりません。おおよその見当を付けて歩いています。
頼りは木の枝に巻き付けられている目印と、時折り現れる標識だけでした。
往路と復路で景色がだいぶ違っているので、どちらかはルートを外れていた可能性が高いです。
登山の場合、道に迷ったらとりあえず登れと言われていますので、あまり気にもせずにどんどんと先へ登って行きました。
樹林に覆われた尾根道を上ります。左手が杉か桧の植栽林、右手が落葉広葉樹の自然林という尾根です。当然ですが、落葉広葉樹は葉が落ちて日が差してくれるのですが、針葉樹の植栽林は葉が冬でも落ちず、また木と木の間隔が密で、とても薄暗いです。
踏み跡程度のが新大日にたどり着くとここから、はっきりとしてきたので安心しました。
首都圏に、これほどの深い山があるのが驚きです。
新大日は、丹沢山地の南端といったピークでしょうか。
南には市街地が広がっています。ピークから北はさらに標高の高い稜線が連なっています。小屋が一軒建っていましたが、オフシーズンなので閉じていました。眺望はそれほどではありません。
新大日から塔ノ岳まで、岩稜の上の道です。樹木が疎らに生えていますが、視界を遮ると言うほどではありません。この辺りから登山者をちらほら見かける様になりました。
景観は塔ノ岳からの眺望が一番です。
運が良く富士に雲がかかっていなかったので、最高の景色を楽しめました。
塔ノ岳の山頂は、木の板で階段状の構造に作られています。
塔ノ岳を過ぎると次のピークが丹沢山です。
笹に覆われた緩やかな稜線を歩いて行きます。樹木はまばらに生えていますが、殆どの木が葉を落としていました。
丹沢山の手前で鞍部にぐっと下って登り返します。
視界のよい稜線歩きなので、左手に常に富士山が見えます。贅沢な景観の登山道なのですが、常に見え続けていると飽きが来て、見なくなってしまいます。
塔ノ岳には人が多く山頂も立派でしたが、丹沢山には人は数名しかいず頂を示す標識も小さなものでした。
丹沢山は丹沢山地を代表するピークでは無い様です。登って見て分かりました。丹沢山の稜線の先に見える蛭ヶ岳の方が立派な山です。
丹沢山地は日本百名山の一座とならなくても、登山者の数に変わりはないでしょう。これほど魅力的な山が、首都圏から手軽に日帰り登山できる位置にあります。
登ってきた道を逆送して下りましたが、入山が8時過ぎと遅かったこともあり、下山したと同時に真っ暗となりました。