地名 | 到達時刻 | 所要時間 |
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一日の歩行時間 |
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日付: |
入山した時の考えは、駒ヶ岳を往復するつもりでした。
駒ヶ岳へ登っている途中で山の道の地図を見つけ、駒ヶ岳から神山を経て大涌谷への縦走路があることを知り、往復登山から縦走登山へと変更をしました。
地図無し、事前準備無しの登山は、わたしは初めてです。
箱根は東西南北、どちらの方角も観光地で人があふれ、車道が通っているので、道が分からなくても、山から下れば必ず人のいるエリアに降りられるという安心感があります。箱根以外で地図なしの登山はまず行わないでしょう。
天候は晴天です。
沢入りの芦ノ湖の湖畔の遊歩道から入山をして、県道を横切り、そのまま駒ヶ岳へと登ります。
標高差が少ないのでたかをくくっていたのですが、意外に登りごたえのある登山道でした。帰宅後に国土地理院の1/25000の地図を見ると、駒ヶ岳の芦ノ湖側の斜面は等高線が密で、傾斜の厳しい事が分かります。
昼に駒ヶ岳に登頂。
ロープウエーがあるので、山頂は人混みです。山頂の写真を撮るのも順番待ちの状態でした。
山頂は火山らしく禿山です。すこぶる眺望のよいところで、頂の真っ白な富士山が見られました。
箱根神社に参拝をした後、神山の道に入りました。縦走路の勾配はさほどでもなく、神山は気が付いたら登頂していたという感じでした。
神山と隣の冠ヶ岳は、頂が樹木に覆われていて、視界が無いので展望は楽しめません。
稜線は落葉広葉樹の森です。殆どの樹木が葉を落としていました。冬でも葉を落とさない針葉樹の黒々とした樹木や、南国風の陽気な明るい青さを持った照葉樹は見られませんでした。
この植生のおもしろさは、箱根の特徴かもしれません。
神山を後にして下り。大涌谷の噴火口を見ながら下って行きます。
大涌谷からは登山道ではなく遊歩道となり、道も石がごろごろしていた大涌谷とは違ってよく整備されています。遊歩道を下り終えると県道の姥子に出ます。ここでこの日の登山は終わりとなりました。
県道のバス停で、チャイナガール3人に道を聞かれました。
中国語のガイドブックに書かれていないバス停だったので、このバス停で待ってバスに乗って箱根湯本に降りられるのか心配しているとの事でした。
幸い、昔習った中国語はまだ忘れていなかったので、ガイドブックの地図とバス停の路線図を比べて、箱根湯本に降りられるバスだということを教えてあげると、喜んでくれました。