安達太良山を奥岳温泉から登る場合、リフトを利用すれば登山者でなくても手軽に山頂に立てます。
それでも1500mを超える東北の山なので、6月下旬の初夏と言う季節でも、山麓では青空が広がり日が差していても、山頂は風速20/mを超える暴風が吹き荒れ、体感温度が氷点下となる事もあるようです。
奥岳温泉から入山をして馬車道を通って勢至平に至るルートを登りで取りました。
梅雨の季節だったので、道はぬかるんでいて防水能力のない靴ではちょっと歩けない道でした。
勢至平までの道に悪い箇所はなく、薄暗い樹林の中の道を歩きます。
勢至平から先は森林限界を越えて、巨岩の点在する岩稜を歩きます。
風を遮る樹木のない尾根です。
雨風が吹くと悲惨な稜線歩きとなりますが、天候に恵まれればすばらしい眺望が楽しめるのではと思います。わたしが歩いたのは雲の中だったので、眺望は得られませんでした。
山頂はなだらかで、お椀を伏せた様な形をしています。
一番高いところに大きな岩があり、遠目からは乳房に見えるらしいです。