地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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登山口 | 08時04分 | ||
大山 | 09時49分 | 105分 | 1時間45分 |
登山口 | 11時29分 | 100分 | 1時間40分 |
一日の歩行時間 |
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3時間25分 |
日付:2009/09/20 |
大山寺の少し西に夏山登山道の入山口があります。
木柱に白い文字で書かれているのが目印です。
登山口辺りは、遊歩道が錯綜していて、夏山登山道にも多数の交差点があります。細かな指導標がない分岐がないところもあって、麓で道迷いをする人が多いようです。
入山口から山頂まで2.8kmと書かれていました。
天候は高曇りですが、青空が見えます。
登り初めはコンクリートの階段です。
道ばたにツリフネソウがピンク色の花を咲かせていました。
登山道はコンクリートから木製の階段に変わります。
連休中と言うことで登る人が多くいます。ハイキングの服装や靴を履いていればよい方で、殆どの人は平服です。
標高が上がるにつれ、予想の通りの急勾配の道となりました。
登る途中にタルミのような地形の、歩きながら体力の回復を図れる踊り場はありません。小さな平が幾つか有り、そこが休憩所となっています。
登り初めは樹林の中を歩きましたが、六合目あたりから高木は見られなくなります。視界が開け、山頂や山麓、日本海が見える様になります。
周囲は雲に隠れていますが、登山道だけは日が差しています。
山頂付近からは雲を突き抜けて雲海の上を歩くことになりました。大山のような標高の低い山で雲海の上を歩けるのは貴重な体験です。
山頂が近くなると大山の北壁の切り落とされたような景観が目に入ります。この姿は圧巻でした。
山頂付近は低木と草原に覆われた気分の良いところでした。下山してから知ったのですが、山頂は登山ブームで荒らされて樹木も草もない荒廃した土地となったものを、人の手で何年もかけて木と草を植えて今の景観にしたと書かれていました。
山頂下はダイセンキャラボク(イチイ)に覆われた独特の風景があります。
ダイセンキャラボクは、灌木の丈しかなく、人の背よりも低い木ですが、枝が輪のように大きく張っています。濃い緑の葉の色が印象的です。
山頂は人が多く混雑していました。もうすこし入山が早ければ静かさを味わえたかもしれません。
休憩をするか迷ったのですが、山頂から見る雲海の景色が美しかったので、短い登山時間なのに休憩を取りました。
下山は登りよりも大変でした。
登山マラソンを行っていて、走者を登らせることを優先させるために、登りも下りも道を空けて走者が走り抜けるのを待っています。その上、遅い人が先に使えると、自然渋滞が起きます。登山道は良く整備され道幅も広いのですが、登る人も多くいて追い越すことも出来ませんでした。
このため、登りよりも下りの方が時間がかかるという珍妙な結果となりました。
午後は中海にカヤックを浮かべて今まで歩いていた大山を眺めたのですが、やはり一頭地抜きんでた山だと思いました。
中海は湖なので夾雑物が目に入ります。もし、海の沖から眺めたら何も夾雑物なく大山が見られるでしょう。