地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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西之川 | 06時46分 | ||
石鎚神社 | 09時31分 | 165分 | 2時間45分 |
石鎚山(弥山) | 12時02分 | 151分 | 2時間31分 |
天狗岳 | 12時29分 | 27分 | 27分 |
石鎚山(弥山) | 13時22分 | 53分 | 53分 |
石鎚神社 | 14時44分 | 82分 | 1時間22分 |
西之川 | 16時41分 | 117分 | 1時間57分 |
一日の歩行時間 |
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9時間55分 |
日付:2009/09/21 |
石鎚山古道は、地図よりも勾配は急でジグザグを切って登って行きます。この道は健脚の人しか登らないので、後から入山した人に2人に追い越されました。休日には利用者が多少はいるようです。
石鎚山古道は杉林の中を歩きます。枝を切り落として綺麗に整備されている杉の林はとても気持ちの良いものです。しかし、標高が上がると整備もなおざりになるようで、枝が切り落とされていない杉の木が多くなってきたのは寂しいことです。
稜線の肩からは勾配は緩やかになり、やがてロープウェーの道と合流します。ここからは静かさとは縁のない喧噪の登山道となります。
石鎚神社にご挨拶をすませた後、本格的な登山に入ります。
最初は八丁と呼ばれるコルに下るので、実際の標高差が大きくなります。100mほど下ると八丁へ出ました。八丁からは山頂まで一気に急な上り坂を登ります。途中に点在する休憩所や平はどこも登山者が休んでいて一杯でした。
登山道は広く歩きやすいです。
ロープウェーが有るせいか登山になれていない人殆どです。
どんどんと人の群れを追い越して行きます。
群衆に紛れてしまってペースに合わせて歩いていると、山頂へ着くのが遅くなります。
試しの鎖場というのがあり、両神山を思い出した懐かしさで登って見たのですが、ほとんどの人は鎖場が初めてらしく渋滞をしていました。この鎖場は登りの他に下りが有り、下りの方が難しいので渋滞は更にひどくなりました。
渋滞する岩場もつまらないので、下りでは鎖場を離れて岩づたいに下りました。珍奇な鎖場を体験場所の様なので、登山者は鎖場は迂回した方が良さそうです。
標高が上がると岩場の影にリンドウやアザミの花が咲いていました。さすがに南国の山らしく紅葉は頂きにほんのわずかに見られただけでした。
一の鎖、二の鎖、三の鎖とクサリ場が現れて来ます。
三の鎖の岩場が一番長く、そのため渋滞の待ち時間も長くなります。数分待っても全く動く気配が無いので、やむなく数本たれている鎖の一番右端の鎖に移り、その鎖を登って行きました。
石鎚山の山頂には売店があり、人も多くとても喧噪がありました。
石鎚山と書かれた木製の標識が立っています。石鎚山の山頂と言えば、通常はこの弥山になります。
山頂から天狗岳の方を見ると、人が少なく静かそうです。弥山の頂は人が多くて休憩場所を確保するのもままなりません。
天狗岳に移ろうとしたら、鞍部の細い道を歩く人が渋滞を起こしていました。
登山そのものになれていない人が多い様で、天狗岳を往復するのには無理があるように思えます。
渋滞が激しいので、10分はかからない距離の天狗岳まで、30分もかかってしまいました。
天狗岳も登って見ると人が多かったです。
静かさを求めて更に稜線の先へと行きます。とうとう最先端までゆき、やっと静かになったので、ここでこの日、最初の休憩を取ることが出来ました。
入山してから6時間ほど経過していました。
復路がまた渋滞で、待つ時間の方が歩いている時間よりも長いほどでした。
石鎚山を後にして登山道を下ります。
急な坂なので膝への負担を最小限にするために、ゆったりとしたペースで降りました。それでも前の人とはペースが合わずに数十人の方を追い越しました。
ロープウェーの道との分岐から先は静かな道です。
ようやく落ち着いて歩くことが出来ました。
最後に石垣のところで道を間違えて思わぬ林道へと抜けてしまいました。
渓流脇の林道を歩くとやがて登山口へとたどり着きました。感じの良いおばあちゃんが出てきて駐車代金を払い、この日の登山は終わりました。