第1日目 祓川コース-神楽ヶ峰-苗場山(往復)

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行程

地名到達時刻所要時間
町営第2リフト駐車場06時18分
神楽ヶ峰08時26分128分2時間8分
苗場山山頂09時24分58分58分
苗場山(山頂を逍遙)11時37分133分2時間13分
神楽ヶ峰12時52分75分1時間15分
町営第2リフト駐車場14時50分118分1時間58分
一日の歩行時間
8時間32分
日付:2009/09/27

山行記

神楽ヶ峰

登山口がスキー場というのは交通の便が良いのですが、歩いていて景観に乏しく、精神的な疲労が蓄積するのでわたしはあまり好みません。
苗場山の祓川登山道もスキー場の中を最初は歩かされます。スキー場歩きが終わると急な登りとなります。
足下は岩場。
土の箇所は少なく、有っても自然保護のために木道となっています。
出発時の天候は青空の見える高曇りです。

わたしが地図を読んで事前に予想していたのは、森林の中のさほどにきつくない勾配の土の道でした。
これは、見事に予想を外されました。こうした予想が外されるのが下調べをしない登山の楽しさの一つです。わたしは岩歩きが好きなので、急勾配の登りでもぐんぐんと登って行きました。山頂まで3時間あまりと予定を立てた登山でしたので、当然ながら途中の休憩というものは山頂までしませんでした。

登山道からは苗場山は神楽ヶ峰に隠れて見えません。樹海の中に点々と芝と名付けられた小さな平が有るのが面白い特徴に感じました。森林の中を歩く登山道としては景観が広く見渡せるので、歩いていて変化があり飽きが来ません。

ようやく登りが終わるとそこが神楽ヶ峰でした。神楽ヶ峰の本当の山頂へは道はないようです。登山道に倒れた山頂の標識がりました。ここから伸びる稜線に雲がかかり、その先は雲海。白い雲に濃淡があり美しい墨絵を見ているような気分でした。

苗場山

神楽ヶ峰を越えると雷清水があり、その先が鞍部。急登坂が約40分ほど続きます。神楽ヶ峰で気持ちにほっと一息を入れてしまっているので、最後の急登坂は越後湯沢温泉の「山の湯」の方の言うとおり、きつい登りとなりました。
登り終えると山頂に大きな湿原が広がっていました。

山頂まで木道を歩いて行きますが見渡す限り湿原が続きます。どれほどの面積が有るのか、雲が視界を隠しているので見晴らすことが出来ず、想像では浮かびません。当初の予定通りに登頂に約3時間かかったので、体力は十分に残されています。歩ける範囲で山頂の大湿原を歩いてみることにしました。

湿原の中の道は四方に通じていますが、周回路は有りません。このため、行っては帰る往復の運動となります。「周回路がないのは惜しいかな」とも思ったりもしましたが、周回路があると変に観光地化してしまう可能性もあるので、むしろない方が良いと歩き終えた後に思うようになりました。

湿原の景観は一見単調に見えて、少し歩くだけで森林の位置が変わり色合いも変わります。意外なほど変化に富んだ景観を楽しむことが出来ました。

最後に縦走路にもなる小赤沢登山道を下り檜ノ塔へと登りました。ここがこの日の登山と散策の終点です。檜ノ塔は途中まで踏み跡があるのでそこまでなら誰でも登れます。わずかに高いだけなのですが、苗場山の斜面がよく見えました。
この景観を最後に苗場山を下りました。

地図

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