日曜日だけが晴れという天気でしたので、日帰りで登れる山として取っておいた皇海山に登ることにしました。登山にかかる時間が長い山なので、時期的には日の長い6月から8月にかけてに登る山なのですが、下山の途中で日が暮れることを予定に入れて登りました。
これまでの登山では、2回、途中で日が暮れてヘッドライトを頼りに下山をしたことがあります。
そのときには同じ登山道を往復するのではなく、縦走をする登山でしたので、道に迷いビバークを覚悟することもしばしばでした。
今回の皇海山は往復する登山なので、往路と復路が同じ道ですから迷うという心配は少ないと判断をして、日没後に下山をする計画を立てました。
ただ、準備だけは十分にして、ヘッドライト1つと懐中電灯1つ、予備の電池を2つ持参しました。実際には懐中電灯は使わずに済み、ヘッドライトだけで降りられました。高輝度の明るいヘッドライトを買っておくとこうした時に助かります。途中で電池が切れて交換することになったのだけが、予定外でした。
皇海山の主に利用されている登山道は、群馬県の栗原川林道のゲートにある登山口から皇海山と鋸山の鞍部に通じる道の様です。
銀山平から庚申山までは登山者がいますが、庚申山から鋸山までは殆ど登山者を見かけませんでした。鋸山から皇海山までは、また多くの登山者が歩いています。
銀山平から鋸山までのルートは、庚申山から鋸山までの長い稜線を歩くので、時間がかかります。また、ちょっとした岩場もあるので、一般向けではないのかもしれません。
江戸時代、庚申信仰が盛んだった頃は、銀山平から庚申山に登るのが表参道となっていて、庚申山の奥の院として皇海山までの尾根道があったと言われています。
庚申山から鋸山までの尾根歩きは、岩稜の上の道なので、眺望がよく、日光連山などが見渡せます。