昨年(2008)の1週間の北東北登山旅行と同様に今年も岩手山を皮切りに北東北の山々を3日間かけて歩きました。
朝の気温が低い晩秋の午前6時13分と入山が早かったので、登山道で見かける人は少なく、静かな中で風景を楽しみながら歩くことが出来ました。
登山口から七合目辺りまでが樹林帯で、麓は紅葉の盛りですが、標高が上がるに釣れて葉が落ちている樹木が目立ってきます。
樹相がとても美しく、歩いていて見とれるほどでした。
馬返しから不動平まで、地図上では一直線の登りで急勾配を想像していたのですが、ジグザグに登山道が設けられているので、思ったほどの勾配はなく、予想以上のペースで歩くことが出来ました。
山麓は秋の盛りでしたが、頂は雪や氷があって冬景色になりつつありました。火山特有の黒っぽい山頂に積もった雪と貼り付いた氷のコントラストの美しさは忘れられません。
山を歩いているあいだは晴れていたのですが、下山の途中で雲が岩手山を覆ってしまい、ふもとから岩手山の全貌を見ることは、今回も出来ませんでした。