地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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ピタラス山麓駅登山口 | 06時41分 | ||
山頂駅分岐 | 08時06分 | 85分 | 1時間25分 |
三ツ岳 | 09時23分 | 77分 | 1時間17分 |
北横岳 | 10時23分 | 60分 | 1時間 |
大岳 | 11時25分 | 62分 | 1時間2分 |
双子池 | 12時48分 | 83分 | 1時間23分 |
蓼科山 | 15時39分 | 171分 | 2時間51分 |
女の神茶屋登山口 | 18時09分 | 150分 | 2時間30分 |
一日の歩行時間 |
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11時間28分 |
日付:2009/10/24 |
前年にロープウェーで登ったピタラスから縞枯山荘までをあるいてみました。斜度は適度にあり、だらけない代わりにきつく体力を消耗することもありませんでした。ツアーだったのでロープウェーの料金が幾らか知りませんが、歩行時間は1時間42分。北八ヶ岳の縦走の足慣らしには丁度よい距離でした。
出来れば茶臼山から縞枯山、雨池山と南から北へ歩いて北横岳に登りたかったのですが、地図と時間を計算してみるとどうも無理だと言うことが分かりました。既に歩いた茶臼山と縞枯山は省いて、雨池山から北横岳へ向かうことにしました。
雨池山は何処が頂かはっきりしないだらりとした山で拍子抜けをしてしまいましたが、雨池山を抜けると岩がごつごつとした登山道となりました。岩場好きのわたしは大喜びです。
山頂を示す標識もなく、国土地理院の地図にも頂の名前は載っていませんが、こちらの山はあるいていてとても楽しいものでした。
上横岳に登り、双子池に下ります。
上横岳まではロープウェーで登ってきた登山者の行動範囲のようで、とても人が多く賑やかです。八ヶ岳や蓼科山が一望できますが、あとで登った蓼科山から見た八ヶ岳の景観には残念ながら及びません。
上横岳から大岳までは尾根筋の道ですが、大岳から双子池の道は、岩だらけの道で、下っていて膝が痛くなるほどです。
双子池の標高は約1800m。上横岳からは約700mを下ったことになります。
双子池から亀甲池を経由するルートで蓼科山を目指します。
このルートは距離が長く、小さな峠を登っては下ったりした楽しいものでした。
蓼科山の下にある蓼科山荘の十字路にたどり着いたとき、雑踏に驚かされました。
すでに日没時間を迎えているのに数十名の大人数がたむろしています。しかも同じグループのメンバーとおぼしき人々がこれまた数十名降りてきます。
日本百名山で深田久弥氏が蓼科山の登山道の斜度のきつさに触れていますが、登ってみてなるほどと納得をしました。長い急斜面になれているわたしでも、すでに上横岳に登り、双子池を経由してたどり着いているので、体力の余力はさほどに残っていません。無理せずゆっくりと登りました。
蓼科山の頂の風景は一生忘れないでしょう。
雲海に浮かぶ八ヶ岳が夕日を受けて幻想的な雰囲気を醸し出しています。標高の低い雲が平野を覆っているらしく、見えるのは山ばかり。
もう一点。蓼科山の頂の形状は実に特異です。火山の火口なら、くぼみがあります。古い噴火口には火山の火口かわかりにくいものもありますが、よく観察をしてみるとすり鉢状になっています。ところがこの頂は真っ平らです。石が敷き詰められています。
このような頂は見たことがありません。
頂で日没を迎えました。
早々に蓼科高原に下ります。途中で夕焼けを堪能していたら、あっという間に辺りは真っ暗になってしまいました。秋の日はつるべ落としとはよく言ったものです。幸い、蓼科山の登山道ははっきりしていて、余分な分岐もほとんどなく、道に迷わずに下山することが出来ました。
下山後は、自転車でピタラスの駐車場へと向かいました。