地名 | 到達時刻 | 所要時間 | |
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由布岳登山口 | 09時57分 | ||
由布岳西峯 | 11時42分 | 105分 | 1時間45分 |
由布岳東峯 | 12時13分 | 31分 | 31分 |
由布岳1584m峯 | 13時15分 | 62分 | 1時間2分 |
日向岳 | 15時25分 | 130分 | 2時間10分 |
由布岳登山口 | 16時38分 | 73分 | 1時間13分 |
一日の歩行時間 |
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6時間41分 |
日付:2009/11/14 |
登山口からしばらくは草原の中を歩きます。自然に出来た草原なのか、人為的に樹木を切り払って草原としているのか、ちょっと分からないところでした。草原から山の傾斜面にかかると、樹林になります。
往路は由布岳正面登山道を登りました。西斜面寄りを上るルートでもっとも登山者が多い様です。
人が多い登山道は余り好きではないのですが、この登山道は上る人が多く、またすでに下ってくる人もいてごったがいしている感じです。
国土地理院の1/25000の地図を読んだ限りでは、密な等高線を登ってゆく急峻な登山道に思えたのですが、実際の正面登山道は小さなジグザグが切られていて勾配は緩やかです。足下も悪いところはなく歩きやすく出来ています。
湯布院の観光客が登るので、整備も行き届いているのでしょう。
山頂の下に西峰と東峰のコルがあります。
復路は東登山道を通るつもりなので、西峰から登ることにしました。
西峰の頂までは、これまでの歩きやすい道とは一転して、岩場渡りや鎖場があり、恐れをなした初心者が登るも下るも出来ずにうずくまっていました。
由布岳西峰の山頂にたどり着きました。湯布院は何度も訪れているので、ここからのすばらしい景観はおおよそ想像がついていたのですが、深い霧で何も見えません。先ほど登ってきたコルも霧の中です。
11時46分の山頂の気温は8℃でした。
コルに下りこんどは東峰に登ります。こちらはあっさりと頂にたどり着きました。途中の道がどの様だったのか記憶にないほどです。西峰の登山道の印象が強烈だったからでしょう。
東峰を下り東登山道の入口まで来ると、三叉路になっていました。どうやらこの登山道はまだ先があるようなので進んでみました。わたしにはこのようなところがあり、地図には掲載されていない道を見つけると、日没の時間の余裕があるときには歩きたくなります。
この道は由布岳の東峰の北側を大きく回り込んで西峰のすぐ近くまで続いています。後でGPSの歩いたデータをみて確認しました。おもしろいのは、この道の先端にも由布岳山頂の標識が立っていたことです。由布岳には頂が3つあるように書かれています。
来た道を引き返し、東登山道を下ります。
こちらは急峻な勾配で岩場や鎖場が連続します。一般の登山者が歩かないのは無理のないことだと思いました。
山頂直下の入り口から下山まで人一人にも出会いませんでした。
東登山道から正面登山道へ至る道が用意されているのですが、ここに分岐がありました。かなりの迂回路ですが日向岳を経由して正面登山道の入山口へ抜ける道があることがわかりました。
地図を見るとさほど標高差はないので、体力の消耗は最小限だと予想できたので、迂回路を歩くことに決めました。
迂回路はほとんど人が歩かないらしく、踏み跡が断続的に途切れます。
樹木に結ばれた赤やピンク色のマーカーが頼りです。
日向岳は山と言うよりも小高い丘で、日向岳展望台と銘打っていますが樹木が繁栄をしていて何も見られませんでした。
日向岳から正面登山道まではほとんど道がわからない状態です。
道に迷ったというか、道のない樹林帯に迷い込んだ気分です。
こういう状況も慣れてきたので、コンパスと地図でおおよその方角を決め、進んでゆきます。
枯れ沢をいくつか越えると小径が現れて、やがて正面登山道に出られました。
5時間足らずでで往復できる予定の由布岳でしたが、実際には登山道が複数あるおもしろい山だったので引き寄せられてしまい7時間近く歩いていました。
足慣らしのつもりで登った由布岳は景観以外は余り期待をしていなかっただけに、沢山の登山道を歩くことが出来て大変満足できました。