早朝から土砂降りです。
阿蘇は活火山なので入山するのに注意深くなります。
当初、この悪天候は無理と思いながら、登山口の駐車場に止めた車の中で時を過ごしていると、小降りとなってきました。
風は強いもののわたしにとっては許容範囲です。
霧と雨で何も見えませんでが、阿蘇に登れたことで満足できました。
この山は、火山活動で登山が禁止されることもあるので、登れるときに登っておかないと山頂に立てないのです。
初めて阿蘇岳に来たのは2007年12月です。ロープウェーに乗ろうと登ってきたのですが、運行はしていませんでした。そのとき、登山口は噴火のために閉鎖されていました。噴気のために亡くなった方がいたことを覚えています。
登山口からロープウェーのケーブルに沿って、コンクリート製の階段が設けられています。途中で見かけた指導標には仙酔峡から高岳山頂まで4.85kmと書かれていました。
この登り道は、途中に一部砂利の道がありますが、ほぼ全区間舗装です。この道は登山道ではなく、ハイキングの道でもなさそうです。観光客のための道でしょう。
ロープウェーの山頂駅から歩道を上って行くと、阿蘇岳の噴火口が見下ろせる展望所にたどり着きます。遊歩道はここまでで、ここから中岳、高岳の道は登山道になります。
活火山なので樹木は全くなく、すこぶる良好な眺望が得られます。
中岳から高岳の火山礫に覆われた稜線から仙酔峡に通じる道があります。
この道は登山道で、火山礫がごろごろしています。かなり傾斜のきつい箇所もあって、観光客の通過は無理でしょう。