薩摩半島の先端に、海に向かって突き出ている円錐形の山が開聞岳です。
前日、屋久島から船で戻ってくるときに海上から見た姿が印象的でした。
最初に開聞岳を見たのは1997年の暮れ、根占の海岸沿いの国道を佐多岬に向かって走っているときでした。錦江湾を挟んで青空を借景に海に浮かぶ円錐形の姿はとても美しいものでした。
数年後に池田湖のほとりの菜の花畑越しに見た開聞岳は、山頂を厚い雲に突っ込んでいました。
屋久島から戻った翌日の午前中に開聞岳に登り、午後は鰻池と池田湖をカヤックで漕行する計画だったのですが、雨が激しかったのでカヤックは諦めて山登りだけにしました。
地図で見ると山域の半分を海に突き出したユニークな開聞岳は、登って見ると東、南、西の三方が海の景色で、わずかに北に陸地が見えます。標高が低いと言うこともあって、屋久島の最高峰の宮之浦岳よりも海が間近に見える山です。
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