午前中に開聞岳に登った後、午後は池田湖をカヤックで走行する予定でした。
ところが、雨が激しかったのでカヤックは諦めて、自動車道路で霧島まで移動して、午後に高千穂峰に登りました。
カヤックは雨が降ると、艇内に雨水がたまってしまうので転覆の恐れが出てくるのでのれません。風が吹けばなおさらです。
それに比べて登山は、雨風があっても登り下りは出来ます。
開聞岳に登っていたときには雨だけでしたが、高千穂峰に登った時には風が加わっていました。
歩き始めて樹林帯を抜けると猛烈な横風です。
雨具がばたつくので歩く姿勢が不安定となります。雨具の腕や足の部分に、あらかじめ用意していた「ばたつき防止」を施しました。
高千穂峰の手前にある御鉢の火山の砂礫の坂が最大の難所でしょう。
一歩進んでも半歩ずり落ちる坂は体力を消耗します。
砂礫の中の岩を見つけて足場にして登ってゆき、不要に体力を消耗しない様にします。
御鉢の馬の背と呼ばれる狭い箇所は、坂本竜馬がお竜をつれて登って言った事はよく知られていますが、江戸時代には馬の背ほどの幅しかなかったためにつけられた名称だそうです。
現代では大人が3人手をつないで歩けるほどの幅になっていました。
御鉢から一度下り、上古に霧島神社があったという場所を通り過ぎます。
ここからが高千穂峰の登りですが、御鉢の登りよりは、道が整備されていて歩きやすいです。
勾配は急ですが、道がジグザグに切ってあるので、それほど体力を使うこともありません。
頂上は立っていられないほどの強風が吹いていました。
天の逆矛を一周して早々に下山しました。