会津磐梯山と呼ばれることの多い会津地方を象徴する山です。明治21年の噴火は余にも有名です。
磐梯山の表はやはり猪苗代湖側からの姿でしょう。富士山に似た円錐形の成層火山の姿は猪苗代湖湖畔から見るととても優美です。ひるがって裏磐梯からは明治21年の噴火の跡が馬蹄形カルデラとなっていて、変化に富んだ姿を見ることが出来ます。
磐梯山の観光地は裏磐梯の方です。噴火による堰止め湖が幾つもあり、桧原湖、小野川湖。秋元湖、五色沼などが代表的です。桧原湖はブラックバス釣りの人気の湖です。噴火による岩石雪崩の跡が島となって浮かんでいます。冬期は全面凍結します。
平安時代の初期、弘法大師(空海)や伝教大師(最澄)と同時代に建立されたと言われる恵日寺は、神仏混淆の寺院でしたが、神社の方のご神体は磐梯山だったと言われています。
磐梯山に至る登山道は幾つもあって、どの道を選ぶかで景観や植物の花が違ってきます。
裏磐梯登山道は中腹までスキー場のゲレンデを歩くのでちょっと味気ない雰囲気の道です。中腹は落葉広葉樹林帯で緑がまぶしいです。ゲレンデの終わりから中ノ湯分岐まではちょっとキツい勾配となります。中ノ湯分岐は八方台登山口からの登山ルートと合流するので登山者が多く、道夫よく整備されています。弘法清水前後から森林限界を越えて眺望が開けます。
赤埴山登山道はスキー場のゲレンデから始まります。ゲレンデを過ぎると赤埴山で頂からは石がごろごろしていて一見の価値があります。このコースは除草されておらずところどころにペンキで描かれたマークが頼りです。沼ノ平から弘法清水までは明治21年の噴火跡の火口壁を歩き、山頂に至ります。
猪苗代スキー場登山道はスキー場の脇の小径から入ります。ゲレンデと並行して登る道です。本格的な登山道でまた歩きやすくもあります。樹林帯の中を歩くので眺望はあまり良くありませんが、振り返ると猪苗代湖が見下ろせます。
磐梯山の山頂は岩がゴロゴロしています。視界を遮るものが何も無いので、眺望はすこぶる良いです。
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